蝶の頁                      


   
 私宮本は
環境庁自然保護局自然環境調査室(生物多様性センター) 緑の国勢調査 
(蝶)調査員証を持っている。
(現在この調査員は500名を越えている)
たいていの蝶は見ただけで名前を当てられる。
でも最近は暇がなく、年に数回自然観察をしている。

 昔、国蝶 オオムラサキの幼虫を岩手大学農学部長に見せたことがある。
あなたは本当に工学部の先生ですかと言われたことがある。"prejudice"ですね。

岩手県にきて テングチョウを採集した。でも最初に捕ったのは同行の家内だった。
それから威張ること。
テングチョウは岩手県に案外多いが、飛んでいる時期と場所が限られるので
一般には知られていない。

 花巻までの新幹線の中でときどき、富士大学長の岡野磨瑳郎先生と話をすると、
盛岡市は開発が進んで、絶滅した蝶がかなりあるという話になる。
岡野先生は1999年10月25日に亡くなられました。謹んでご冥福を祈ります。   

昆虫採集しても蝶は無くならない。
食草や住みかとなる自然を開発して破壊するから昆虫がいなくなると
採集マニアは怒る。
彼らも時には珍種を乱獲で絶滅させることがあるが、
たいていは開発によることが多いといわれている。
 岩山などにも昔いた蝶で今いなくなった蝶は多いように思う。

フランス文学者でファーブル昆虫記の翻訳をした奥本大三郎先生も
本格的な昆虫採集マニアです。
奥本先生のHP(日本アンリ・ファーブル会)

建設環境工学科では専門研究の中に、まだこの趣味を生かして いない。

私が昆虫採集に興味をもつようになったのは、実は中学校の理科の先生の影響だった。
中学校に採集クラブというクラブがあり、私は最初は化石集めをするつもり
で入部したのであったが、顧問の先生の指導を受け一緒に昆虫採集している
うちに、すっかり 昆虫採集のとりこになってしまった。

私に昆虫採集の手ほどきをしてくださった先生であったが、
私たちが2年生なったら、結核で入院され1年以上も療養生活をおくってしまった。

先生がいなくても私は野山をかけめぐり、先生の採ったことのない珍しい蝶を
採ったものだった。あの空知の山や川はまだ調査する価値があろう。

私の生物好きの流れは、化石から昆虫へと移っていったが、一貫していると自分では考えています。

この先生の昆虫少年に対する影響はすごく、後に指導主事、校長と
なってゆくかたわら、周りの子どもたちに自然観察の楽しさを教え続けた。

たとえば、この先生の影響で、北海道の栗山町に国蝶オオムラサキを
育てる運動を起こした青年はまさに、 恩師の教え子といいます。
北海道にはオオムラサキは札幌周辺と栗山町にしか生息していないようです。

岩手県立博物館の前で恩師と
  恩師は 2018.12.30に亡くなりました。 (享年88歳)

日本の昆虫学の開祖松村松年(まつむらしょうねん)
 九州大学名誉教授白水隆(しろうず・たかし)先生が亡くなりました

すばらしい虫の情報がいっぱいの 昆虫情報発信基地

虫取り網をたずさえて東子カウフマン自伝

こちらは 世界の蝶切手が見られます。

          台湾の蝶

オオゴマダラを求めて シンガポール動物園にて  橿原市昆虫館   多摩動物公園昆虫園   千葉県立植物園   石川県ふれあい昆虫館   足立区生物園

          名和昆虫博物館

                 

近況報告
家の中は外より暖かいらしく、4月末の連休に羽化するはずの
蝶 Luehdorfia puziloi inexpecta が羽化してしまった。
カタクリの花の密を吸う蝶なのですが。
(1998.2.14)

今年もなんとか飼育できました。
食草   卵から出た幼虫   こちらも   年度が違うがこちらも   こちらも   沢内村銀河高原にて   食草
  2004.4.26雪が降った    2004.5.5    これも5.5    5.8    5.10    5.14    5.17    5.18    5.20    5.21    5.23    5.25    5.27    5.28    6.5    6.5    6.5    6.5    6.6    6.7
       羽化のシーン   冬期間管理してもらった容器   なんと羽化していた2004.1.5
晶子さんのヒメギフチョウの観察日記

                                      ヒマラヤの蝶

蝶の写真   岩手の蝶の写真   アカタテハ   エゾシロチョウ    アサギマダラ   シルクロードで見たシジミチョウ

      昆虫のメモ   岩手虫の会   根口勉先生の本   捕虫網の円光   消えゆく岩手の自然

      昆虫食