構造力学2   教育に利用

  


            

構造力学2 平成18年度

公務員試験や建築士の構造力学の問題にとりくむ

静定トラスの解法(前期の構造力学1で学習済み)の復習
節点法
各節点から外側へ向くよう力の矢印を仮定する。
つり合い条件式 ΣH=0 ΣV=0
+の答は引っ張り力
ーの答は圧縮力
断面法
切断面を考える、そこに引っ張り力を仮定する。
つり合い条件式 ΣH=0 ΣV=0 ΣM=0
断面はセンスが必要。
部材力の交わる点で、モーメントの釣り合いをとる。
+の答は引っ張り力
ーの答は圧縮力

引っ張りの例:綱引き、ヨーヨー、納豆、トロロ
圧縮の例:満員電車、ピストン、缶つぶし

Q トラスについて質問です。
  @問題集を見るとトラスの上部の部材(上弦材)の値は全てマイナスになっているのですが、
  どんなトラスでも上弦材の値は必ずマイナスになるのですか?

A いいところに気がつきました。
  たいていは、上弦材は圧縮力を受けますからマイナスです。理由は教室で説明します。
  でも、例外もありますから要注意です。

Q AΣM=0の式を立てる時、上弦材と下弦材の符号はどのように決めれば良いのですか?
  問題集P67でいうと、点CにおいてΣM=0より、500×3−L×4=0となっているます。
  この場合なぜLがマイナスになるのかが分かりません。
   忙しいとは思いますが、@Aの質問についてよろしくお願いします。

A この場合 500kNはA点の反力ですから、この力による
  C点の回りのモーメントは時計回りです。
  いっぽう下弦材の断面力によるモーメントは反時計回りなのでマイナスがつきます。
  なぜマイナスがつくかわからないと、断面法はできませんね。
  図5.18を見ながらもう一度よく考えてください。


Q  図のようなトラスのD点に垂直力が作用すると、垂直の部材の軸力は0となるのに
  C点に垂直力が作用すると、垂直の部材の軸力は0とならないのですか?

A ちょっと考えると不思議ですね。
  ヒントはC点での垂直力のつり合いを考えてください。
  このように作用する点(載荷点)を変えると、部材軸力が変わることが多いです。

構造力学2 第1回目

講義の進め方、勉強のしかた、成績のつけ方などのガイダンス
不静定次数の数え方
3つの法則
不静定次数の課題

構造力学2 第2回目

トラスの応力解析
軸力による内働(内部仕事)
曲げモーメントによる内働(内部仕事)
せん断力による内働(内部仕

構造力学2 第3回目

カステリアノの定理
カステリアノの定理の証明

構造力学2 第4回目

最小仕事の原理

構造力学2 第5回目

カステリヤノの定理の計算例
最小仕事の原理の計算例

構造力学2 第6回目

カステリヤノの定理の計算例
最小仕事の原理の計算例

構造力学2 第7回目

カステリヤノの定理の計算例
最小仕事の原理の計算例

構造力学2 第8回目

カステリヤノの定理の計算例
仮想仕事の原理

構造力学2 第9回目

カステリヤノの定理の計算例
仮想仕事の原理

構造力学2 第10回目

最小仕事の原理の計算例
仮想仕事の原理の計算例

                


冬休みの課題(作文)
「橋の文化史」を読んで、発見したことや
感想をまとめること。
 電子メールで提出すると高い評価を受けることがある。

構造力学2 第11回目

最小仕事の原理の計算例
仮想仕事の原理の計算例

構造力学2 第12回目

まとめ
小テストの成績発表
講義の感想
最終試験の案内

構造力学2 第13回目

最終試験
勉強の成果はどうか?

        

  

明石海峡大橋

「橋の文化史」