博士課程の報告資料

土田貴之

総括
・橋梁の耐震性は局所系と全体系が相互に影響
・耐震設計には橋梁システムとしての損傷制御が必要
・大規模地震に対しては、実態に近い設計地震力と重要度に応じた要求性能の組み合
わせが必要
・プッシュオーバー解析は損傷過程の制御に有用、しかし適用には限界
・橋梁形式に応じた動的解析とプッシュオーバー解析の使い分け
  1. 土田貴之・緒方紀夫・金子恵二・後藤和満・宮本裕:大規模地震時における
    既設フレキシブル橋脚の耐震性向上に関する研究、土木学会編構造工学論文集
    Vol.44A(1998年3月)、1391〜1400頁

        従来の研究は橋梁構造の一部の耐震性について論じたものが多いが、
        この研究は橋梁全体のシステムの耐震性をあつかっているが新しい。
        この研究の成果の一部はJCIの耐震設計資料に掲載された。
  2. 土田貴之・緒方紀夫・金子恵二・宮本 裕・岩崎 正二:既設橋台固定式橋梁
    の耐震性向上に関する研究、コンクリート構造物の補強設計・施工の将来像、
    土木学会、1998年6月、(コンクリート技術シリーズ28,第U編,U-155〜165頁)
  3. 土田貴之・緒方紀夫・金子恵二・宮本 裕・岩崎 正二: 橋台への桁衝突が
    橋脚の地震応答に与える影響、第4回構造物の衝撃問題に関するシンポジウム論文集、
    土木学会、1998年6月、〜50頁
  4. 御園生 静栄・土田 貴之・為広 尚起・須田 隆文・泉 和伸・藤江 和久:
    コンクリートラーメン橋の地震時保有水平耐力法の検討、地震時保有水平耐力法に
    基づく橋梁の耐震設計に関するシンポジウム講演論文集,土木学会、 1998年1月
    77〜80頁
  5. 土田貴之・緒方紀夫・金子恵二・後藤 和満・宮本 裕:軸力変動を考慮した
    多層RCラーメン橋脚の非線形動的解析、鋼構造年次論文報告集,日本鋼構造協会
    1997年11月、(第5巻,207〜214頁)
  6. 土田貴之・松冨 繁・細木 康夫・中村 元・川端 規之:ラーメン橋における鋼製
    エレメント合成構造高橋脚の動特性、鋼構造年次論文報告集,日本鋼構造協会
    1996年11月、(第4巻,25〜32頁)
  7. T. Tsuchida, Y. Hosoki, H. Nakamura, N. Kawabata: Earthquake Resistance
    Design of Steel Element Composite Structures, Fifth Pacific Structural Steel
    Conference, 1998.10
  8. T. Tsuchida, K. Goto, N. Ogata, K. Kaneko, Y. Miyamoto, S. Iwasaki: Seismic
    Retrofitting of Flexible Bridge Pier Considering Impact Between Superstructure
    and Abutment, Developments in Short and Medium Span Bridge Engineering, The
    Canadian Society for Civil Engineering, pp.839〜862,1998.7
  9. 土田 貴之,貞升 文槌,金子 恵二,木曽 茂,宮本 裕:多層鉄筋コンクリート
    ラーメン橋脚の大地震時の非線形特性,土木学会第52回年次学術講演会,pp.292〜
    293,1997.9
  10. 緒方 紀夫,金子 恵二,土田 貴之,後藤 和満,宮本 裕:多層鉄筋コンクリート
    ラーメン橋脚の軸力変動を考慮した地震応答解析,土木学会第52回年次学術講演会,
    pp.284〜285,1997.9
  11. 土田 貴之,後藤 和満:長大吊橋の制震・免震に関する研究,土木学会第50回年次
    学術講演会,1995.9
  12. 土田貴之,小宮 晃,小林弘明、荒屋敷智裕:鋼製エレメント合成構造高橋脚を有
    するラーメン橋の耐震性,建設技術研究所,道路・構造部門技術研修会,1り賄.7
  13. 土田貴之,大丸 隆,五瀬伸吾,岡部千明:構造物の耐震設計のあり方に関ずる調査,
    建設技術研究所,道路・構造部門技術研修会,pp.72〜74,1997.7

  土田貴之氏の単位報告について    伊藤氏の単位報告について    劉氏の単位報告について

  土田貴之氏の博士論文要旨

  土田貴之氏の博士論文審査

  土田貴之氏の最終試験

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