19回目から24回目まで
ロンドン、アムステルダム、スタバンゲル、ムーミン・トロル、コペンハーゲン
>Troll
>トロルとは童話にも出てくる、北欧の海や川にいると言われる
>妖怪のことです。大きな目玉、テングみたいな長い鼻をもっている。
>しっぽもついている。
大きなトロル人形がデンマークの国際空港の売店に飾ってありました。
これから訪れるデンマークもスカンジナヴィアなので
バイキングやトロルの本場です。
トロル Troll
(ノルウェー語 スウェーデン語)
=ペイッコ peikko (フィンランド語)
トロルは<妖怪>でも<妖精>でも<小人>でもなく、
森の奥にヒッソリと暮らしていて、人間がいじめないかぎり、
人間に悪いことをしない。
トロルは北欧の自然と人間の長い生活から生まれた伝説。
ムーミン・ペイッコはトーヴェ・ヤンソン女史が創作した話。
ムーミン・ペイッコの
公式ページ
彼女は1914年にヘルシンキで生まれた。
父親はスウェーデン系フィンランド人の彫刻家、
母親はスウェーデン人の挿絵画家だった。
少女時代によく弟とケンカして、その度「バカ、カバ、チンドンヤの
ペイッコ」と弟の顔を漫画に書いたそうである。
後にそのカバに似た顔をもとにムーミンの話を作ったという。
(三木宮彦、地球の歩き方27 北欧96〜97年版 281頁)
カバに似たムーミンの口がないのが気にかかる。
いったい、どうやって食べるのだろう ?
ムーミン・パパはパイプをくわえているから
口はやっぱりあるのだろうか。
トゥーヴェ・ヤンソンの世界(ムーミンのメモ)
フィンランドも北欧だが、スウェーデン、ノルウェー、デンマーク
とは言葉も人種も異なる。
フィンランドはサウナが名物。秋田大学の先生は1年間のフィンランド留学の後
すっかりサウナ通になって、自宅にサウナを作ったとか。
フィンランドは英語名で、彼らは自分の国のことを スオミ
SUOMI
といいます。スオミと書いてある切手はフィンランドの切手。
テングとオナガザルが一緒になったようなトロル
と、
やさしいどこかとぼけたカバ顔のムーミン
とが、
同じものとは思えず、
紹介したわけです。
心象スケッチを具体化すると、いい場合もあるし、イメージが壊れる
こともありそうです。
宮沢賢治の童話をネコで描く漫画家がいますが、
あれはあれで、あの漫画家の世界としても、
別の人は、別の想像の世界をいだいてもよろしいと思います。
イスラム教徒が偶像崇拝を禁止した理由もなんとなくわかります。
そのほうがイメージは自由に膨らませますものね。
ここをクリックすると ヨーロッパ旅行記の始めのページに戻る。