19回目から24回目まで
ロンドン、アムステルダム、スタバンゲル、ムーミン・トロル、コペンハーゲン
わずか1晩のノルウェーの滞在であったが、
豊かな自然とドイツに似た雰囲気のスタバンゲルの町を見学して、
次の訪問地のデンマークのコペンハーゲンに移動する。
ちょうどノルウェーにいたのは24時間くらい。
またも飛行機。 SK 1861(17:40-18:45)
飛行場は町の広場からバスでも20分あまりの所にある。
しかし、チェックインなどの余裕をみて、
町の広場に
15:00集合
と案内されていたのだが、
時間になっても、集合場所に来ない人がいた。
道を間違えたのか、集合場所が探せないのか
と心配して添乗員さんは探しに行く。
やがて最後のメンバーは別の方角から現われた。
その人が言うには、素敵なセータを見つけたので、
クレジットカードを使って買おうとしたら、
店番のお婆さんが、カード読み取り機を使っても、
読み取りに何度やっても失敗。
このお婆さんはピンチヒッターらしく、それではと
本当の店主を探しに隣の店まで行くのだが、なかなか見つからない。
これでは遅れると思って買わないで来たとのこと。
北欧ではセータが名産品で
これはコペンハーゲンのホテルでも買うことができた。
もちろん、コペーンハーゲンの大きな国際空港の売店でも買えます。
みんなを乗せたバスは、ほどなく飛行場に到着。
またスーツケースが届かなかったら大変と、
古くなってちぎれそうな札(tag)の場合には、
添乗員さんが用意していた新しい札に変えた。
簡単な手荷物検査のあと2階の待合室に入る。
ここにはバーもあって、ノルウェーの小銭を使って
ビールやワインを飲む人もいた。
待合室はなんとなく、私には盛岡のバスセンターを思わせるような
雰囲気だった。
乗客も普段着で、気取っていない人が多い。
飛行機がデンマークに着いたら、もう真っ暗。
飛行場からホテルまでのバスには、またも日本人のガイドさんが案内する。
コペンハーゲンのホテルもSASのホテル。
ここも大きなホテルで、売店は遅くまで開いていた。
日本人の団体の宿泊客も大勢で、朝のフロントや、朝夕の食堂には
日本人がたくさん集まっていた。
我々は遅く着いたから、8時半すぎてからの夕食になった。
めいめいが注文してビールを飲んだまではよかったのだが、
ボーイさんが料理を出すのをわざと遅らしてか、
肉料理が出て、しばらく待ってからデザートを持ってくる
という調子で
(ゆっくり話をする時間をとっている? ヨーロッパスタイル?)
最後のコーヒーが出たのは11時に近い。
そこで、疲れた人は次から次と途中で席を立って
最後のコーヒーまで飲んだ人は6名くらいだったと思う。
こういう場面ではいつも最後まで立ちあいます。
日本人には、集中的に料理を出してほしいところだ。
欧米人はゆっくり語らいながら楽しんで食事をするのでしょうか。
そのほうが消化にもよいから。
イタリア人やフランス人はまちがいなく2時間以上かけて
食事をとるようです。
後で誰かが感想に書いていたが、遅い食事を終わって
部屋で荷物を片づけたら深夜になってしまう。
毎朝、早く起きて顔を洗ったり荷物の整理をしたりしたら、
ゆっくりする時間が少なくて疲れると。
さっと食事を出してくれたらいいのに。
こういうわけで、かなりの強行軍でした。
修学旅行なみのハードスケジュール。
おまけに、パンとコーヒー、使うのはナイフとフォークという食事
(横メシというのだそうです)。
食事からくるストレス、買物時の言葉のストレス、
部屋のトラブルをフロントに訴える会話のストレスなど、
添乗員つき、現地ガイドつきツアーでも、皆さん
なかなか大変でした。
私が昔ドイツで留学生たちと3週間のドイツ国内旅行をしたとき
最後の方で、やはりいらいらする人が出ました。
部屋割りでも、どうしても他より有利になる人とそうでない人が
出たりして(実際には些細なことですが、当人には大問題)
ガイドさんと喧嘩したりしました。
このヨーロッパ長大橋梁調査団は、そういった経験に基づき
いつも相部屋でなく個室にしたのは、賢明な処置だったと考えます。
(予算がよけいかかるから、大変ではありますが)
新婚旅行で、飛行機の座席が通路をはさんで離ればなれになったら、
世紀の悲劇とばかり、スチュワーデスさんに抗議するカップルが
いるそうです。
当人の緊張した神経は、冷静な第三の観察者には理解できないことです。
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