構造力学1 平成20年度 教育に利用
構造力学1 第1回目
講義のガイダンス
力の定義 力の大きさ、方向、向き
構造力学1 第2回目
1点に集まる力の合力
つり合い条件式 ΣH=0 ΣV=0
力の多角形を描いて合力を求める。
Q なぜ力の水平成分や鉛直成分にシグマがついてるのですか?
A シグマΣは集める(sum up)の意味ですね。例えば複数個の水平成分を集めるという意味です。
構造力学1 第3回目
1点に集まらない力の合力
つり合い条件式 ΣH=0 ΣV=0 ΣM=0
力の多角形と連力図を描いて合力を求める。
平行な力の合力の求め方
1.力の多角形により合力の大きさと方向を求める。
2.任意の点Oをとり各分力に分ける。
この点Oはどこにとってもよいが、図をうまくまとめるには
適切な位置というものがあり、何度か練習しておくのがよい。
3.連力図を描く。
4.連力図の両端辺(分力)の交点rを求める。
5.合力Rは点rを通る。
Q 連力図を書くとき、うまく作用力との交点が得られないときは、分力と作用力のそれぞれの線を延長して交点にすればよいと言われたが、なぜですか?
簡単に言えば、力は作用線上のどこにあっても、物体に働く力としての効果は変わらないからです。これは物理学の法則です。その証明はこちらにあります。
構造力学1 第4回目
断面1次モーメント
重心(図心)
断面1次モーメントの定義
断面2次モーメントの定義
構造力学1 第5回目
断面1次モーメント
断面2次モーメント
断面2次モーメントの平行移動
恒例により出身県の地図と県庁所在地の位置を書く宿題
来週が楽しみ
5.15 小テストの解答(平行な力の合力)
Q 扇形の面積の式について質問です。dA=1/2r・rdθ(θ=角度)の式についてdAは断面積だと分かるのですが、式がどう導き出され
たのか教えて下さい。
A 簡単に言えば、尖った扇形を三角形とみたてて、高さがr、 底辺がr・dθと考えればいいのです。
構造力学1 第6回目
複合断面の重心の計算
いろいろな断面の断面2次モーメント
提出された各県の地図
Q 図のような図形の断面2次モーメントについて質問します。
X軸に関する断面2次モーメントは (10*6*6*6-7*3*3*3)/3 であると習いましたが、Y軸に関する断面2次モーメントは (6*10*10*10-3*7*7*7)/3 となるのでしょうか。
A いいえ、その計算ならY1軸に関する断面2次モーメントになってしまいます。
正しい答を得るには、たとえば (3*10*10*10+3*3*3*3)/3 で計算したらいいでしょう。
公式 I=b*h*h*h/3 が使えるのは底辺が軸に接しているときだけです。
構造力学1 第7回目
静定はりの反力
静定と不静定の違い
構造力学1 第8回目
静定はりの曲げモーメントとせん断力の計算
構造力学1 第9回目
静定はりの曲げモーメント図とせん断力図
曲げモーメントとせん断力との関係
構造力学1 第10回目
せん断力が0となるとき最大曲げモーメントの発生
Q 一部にだけ等分布荷重がかかる例において、曲げモーメントを計算するために、1.6*6.8-1/2(6.8-6)(6.8-6)*2という式がありました。
その式がどのようにして成り立ったのかわからないのです。
A 最初の項は反力による曲げモーメントです。
さて、次の項ですが、これは分布荷重による曲げモーメントですね。
(6.8-6)とは分布荷重が途中から存在するから、
考えている点までに作用する分布荷重の載荷幅です。
その分布荷重の大きさは、荷重幅*荷重強度だから(6.8-6)*2
となります。
この荷重が、載荷幅の中央に作用すると考えて、
考えている点までの距離を求めれば 1/2(6.8-6)
となります。
したがって、考えている点の曲げモーメントは、
荷重の大きさ*荷重作用点からの距離となり
順序を逆にして、荷重作用点からの距離*荷重の大きさ
つまり 1/2(6.8-6)(6.8-6)*2
となるわけです。
構造力学1 第11回目
けたの曲げ応力
中立軸、曲率
曲げモーメントから曲げ応力の計算
アイアシスタント
構造力学1 第12回目
けたの曲げ応力
いろいろな計算例
構造力学1 第13回目
けたのたわみ曲線
支点条件
けたのたわみ曲線の微分方程式の解法
構造力学1 第14回目
トラスの解法
節点法と断面法
構造力学1 第15回目
トラスの解法
インターネット講習会
e-mailの講習会は出戸先生にお願いしました。
21番教室で作った自分の電子メール用FDは
大学の付属図書館でも使えます。
大学の付属図書館は土曜日も日曜日もオープン。
明石海峡大橋
「橋の文化史」