宮本分原稿 WWW
・WWWによる情報交流(HTML言語の基礎、情報収集と発信、著作権)
ホームページの書き方
HTML言語の基礎
HTML言語(Hyper Text Markup Language)
テキスト形式ファイル
*.THML *.html *.THM *.htm
ブラウザ(ホームページを見るソフト)
主なソフト
Netscape Navigator(Netscape Communicator), Microsoft Internet Explorer
簡単なホームページの作り方
ホームページ作成のポイント
1.まず文章だけで書いてみる。(写真やリンクは後から加える)
2.装飾記号を覚える。(太字、斜体、文字の大きさ、文字の色など)
3.写真、図を貼り込んでみる。(すっかり楽しいページになる)
4.複数のページ間をわたるためのリンクの張り方を覚える。
ホームページの全体構成
1.<html>タグで始まり、</html>タグで終わる。
htmlリストの先頭に<html>タグを書き、最後に</html>タグを書く。
2.本文の前にヘッダ部分をおく。ヘッダ部分は<head>タグで始まり、</head>タグで終わる。
3.本文を書く。本文は<body>タグで始まり、</body>タグで終わる。
以下に簡単な例を示す。
<html>
<head>
<title>Home Page Making</title>
</head>
<body bgcolor=”#ffffff”>
<h2>Example</h2>
<h4>冬が寒くて大雪なら、豊作だ</h4>
</body>
</html>
これを実行したときの表示画面
以下に主なコマンドを紹介する。
実際はコマンドは半角文字なのだが、ここに半角文字で記載すると
コマンド命令が実行されてしまうので、全角文字で記載する。
また、コマンド文字は(MS−DOSでは)大文字でも小文字でもよいのだが、小文字で統一する。
<body bgcolor=”#ffffff” text=”#000000” link=”#ff0000” vlink=”#0000ff”>
背景の色(bgcolor)を白に、テキストの色(text)を黒に、ハイパーリンクの色(link)を赤に、すでに訪れたリンクの色(vlink)を青に設定する。
<br> 改行コマンド
<p>または<p>・・・</p> 改行2つ間をあけるコマンド
<hr> 罫線を引くコマンド
<b>[文字列]</b> ボールド(太字)コマンド
<i>[文字列]</i> イタリック(斜体)コマンド
<h?>[文字列]</h?> ?は1〜6までの整数 見出しの文字をつくるコマンド
<h1> 中国料理研究 </h1>
<ol><li>[文字列]〜</ol> 〜は<li>[文字列] 数字のついた箇条書きコマンド
<ol>
<li>北京料理
<li>上海料理
<li>四川料理
<li>広東料理
</ol>
これを実行したときの表示画面
画像ファイル
<img src=”[画像ファイル名]”>
<img src=”jal.gif”>
画像ファイルにはgif形式(拡張子.gif 拡張子.GIF)と
jpeg形式(拡張子.jpg 拡張子.jpeg 拡張子.JPG 拡張子.JPEG)のものがある。
gif形式は最大256色という制限があるが、画像データは小さくてすむ。
jpeg形式は写真などの色数が多く複雑な画像でもあつかえるが、一部のブラウ
ザには対応できないものがある。
絶対ジャンプ
<a href=”[urlアドレス指定]”>(リンクキー)</a>
(例)<a href=”http://takuboku.cc.iwate−u.ac.jp/index−j.html”>岩手大学のホームページ</a>
相対パス(相対ジャンプ)の作り方の要点
相対パスの構造
注意! UNIXの世界では、大文字と小文字とは区別される。
(MS−DOSでは区別されない)
したがってPCでTHML言語で書かれたホームページの原稿の中で、大文字と
小文字を混同して使用してはいけない。
例)ここを<a href=”strc.htm”>クリック</a>すると
構造工学学習のページに飛ぶ。
かんじんのジャンプ先のファイル名が"strc.htm"ではなくて"STRC.HTM"として
作られていたら、ジャンプは失敗してしまう。
簡単なホームページ例(自己紹介その1)
<html>
<head>
<title>self-introduction Example 1</title>
</head>
<body bgcolor=”#ffffff”>
<hr>
<div align=”center”>
<h1>末広良子 の 頁</h1></a>
</div>
<h4>簡単な自己紹介
<p>末広 良子 SUEHIRO Ryoko</h4>
</body>
</html>
これを実行したときの表示画面
簡単なホームページ例(自己紹介その2)
<html>
<head>
<title>self-introduction Example 2</title>
</head>
<body bgcolor=”#ffffff”>
<hr>
<div align=”center”>
<h1>末広良子 の 頁</h1></a>
</div>
<h4>簡単な自己紹介
<p>末広 良子 SUEHIRO Ryoko</h4>
<br><font color=”ff00ff”>(プロフィール)</font>
<p>就職先 株式会社エコロジー設計
<hr>
</body>
</html>
これを実行したときの表示画面
簡単なホームページ例(自己紹介その3)
<html>
<head>
<title>self-introduction Example 3</title>
</head>
<body bgcolor=”#ffffff”>
<hr>
<div align=”center”>
<h1>末広良子 の 頁</h1></a>
</div>
<h4>簡単な自己紹介
<p>末広 良子 SUEHIRO Ryoko</h4>
<br><font color=”ff00ff”>(プロフィール)</font>
<p>就職先 株式会社エコロジー設計
<p>趣味 水泳、登山、バードウォッチング
<p>一言 私の趣味は野外を歩くこと。
<br> 東北の自然はすばらしい。
<br> インターネット勉強中!
<hr>
</body>
</html>
これを実行したときの表示画面
ホームページの見方
ホームページはHTML言語(Hyper Text Markup Language)で書かれた
文字や画像からなる本と考えてもよい。この電子の本をPC(パソコン)で見ることができる。
ホームページを見るにはブラウザというソフトを使う。
ブラウザを起動したら、すぐにスタートページ(ホームページ)が読み込まれる。
そこから自分の見たいページを探して移動するわけであるが、一般には見たい先の
ページもホームページと呼ばれている。ここでは、各ユーザが作ったHTML言語で
書かれたページ(サイトという)をホームページと呼ぶ。
自分の見たいホームページのアドレスURL(Uniform Resource Locator)
を指定すれば見ることができる。
たとえば、岩手大学のURLは、http://www.iwate-u.ac.jp/index-j.html である。
自分の見たいサイトを探すには、電話帳のような各種サイトについての市販の情報誌
があるから、それを利用することができる。
あるいは、WWW上で検索エンジンというソフトを使って探すことができる。
有名な検索エンジンはいくつかあるので、知っている人からそのアドレス(URL)を
聞くとよい。
このようにして、インターネットを利用すれば、自分の知りたいことなどが手軽に
知ることができる。しかし、インターネットですべての知識が得られるわけではないから、
自分で必要に応じて参考書を読んだり、自分で考えることが大事である。
そうでないと、車やエレベータに乗ってばかりいると足腰が弱くなるように
(ワープロを使っていると漢字が書けなくなるように)、インターネットを使ってばかりで
自分で考えることをしないでいると、思わぬ落とし穴に落ちることになる。
また、著作権の問題にも注意を払わないといけない。
たとえば、他人のホームページの画像をコピーして無断で自分のホームページに
使うことは著作権法に抵触することになる。