相対パス（ジャンプ）の作り方

同一のサーバ上にあるファイルを指定する場合に，有効なのが「相対パス」である。

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B:\ (index.htm)
|
+--- iwate (index.htm)
　　　　　 |
　　　　　 +--- kitakami (index.htm*, index2.htm) 
　　　　　 | 　　　　 |
　　　　　 | 　　　　 +--- image (oni.jpg)
　　　　 　|
　　　　 　+--- ninohe (index.htm)

B:\ に index.htm という HTM ファイル，
フォルダ iwate，kitakami，ninohe それぞれに index.htm という HTM ファイル，
フォルダ kitakami には，index2.htm という HTM ファイル，そして image というフォルダがあり，
そこには oni.jpg という画像ファイルがあるとする。
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さて，* の B:\iwate\kitakami\index.htm。
これは /iwate/kitakami/index.htm に相当する。
 (以下、サーバ名は省略)

この * の HTM ファイルにおいて，以下の５つのことを実現してみる
 (ここでは * の HTML ファイルを基準にしていることに注意)。
1) B:\index.htm へのリンク
2) B:\iwate\index.htm へのリンク
3) B:\iwate\kitakami\index2.htm へのリンク
4) B:\iwate\ninohe\index.htm へのリンク
5) B:\iwate\kitakami\image\oni.jpg 画像へのリンク

まず 1)。
絶対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="index.htm">***
相対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="../../index.htm">***

次 2)。
絶対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="iwate/index.htm">***
相対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="../index.htm">***

次 3)。
絶対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="iwate/kitakami/index2.htm">***
相対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="./index2.htm">***

次 4)。
絶対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="iwate/ninohe/index.htm">***
相対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="./ninohe/index.htm">***

最後 5)。
絶対パスで書くと，
<ＩＭＧ ＳＲＣ="iwate/kitakami/image/oni.jpg">
相対パスで書くと，
<Ａ ＨＲＥＦ="./image/oni.jpg">***

すなわち，
基準としているファイルのあるフォルダをカレントフォルダとするならば，
階層が１つ「上」のフォルダは .. (←コンマ２つ)，
カレントフォルダと同一階層ならば . (←コンマ１つ)
と表す。
したがって，２階層上のフォルダは， ../../ と表され、
5) のように１階層下にある image というフォルダの場合は
カレントフォルダの下の image フォルダということで 
./image/ と表される。

なお，カレントフォルダを示す ./ は省略できる。