土木用語大辞典の特色

土木学会が総力を挙げて編集 土木学会が自らに課せられた使命として刊行を企画し,総勢259名からなる編集委員会を 組織して編集にあたった標準用語辞典である。編集委員会内には編集幹事会と編集小委員 会がおかれ,編集幹事会がそれぞれ総務担当、原稿担当、校正担当,外国語担当と、役割 を分担して作業を行うとともに,部門別に設けられた27の編集小委員会が,取録語の一 次案の作成のほか,執筆者の選定や執筆依頼,解説原稿の校閲,対訳英語の原案作成等を 行うという万全の態勢が敷かれた。小委員会の設置は土本工学の鎖域の広大さに留意して の措置であり、『土木工学ハンドブック(第四版)』の編構成,『学術用語集土木工学編(増 訂版)』の部門構成に基づいて部門分けが行われた。なお、本書は土木学会創立80周平記 念出版として企画された書でもある。 見出し語総数22,800語 最新の情報、生きた用語が盛り込まれることを最優先に選出さ れた、第一線で活躍する研究者,技術者187名からなる編集小 委員会が,『土木工学ハンドブック』(初版〜第四版),『新体系 土木工学』(全105巻106冊),『学術用語集土木工学編(増訂版)』 などの蓄積を踏まえるとともに、21世紀に向けて学際領域、周 辺領域にも踏み込んだ収録語の一次案を作成し,原稿担当幹事 会が討議を重ねて採択用語の最終決定を行った。採択用語の検 討にあたっては,体系的かつ客観的な辞典とするため,専門性 と使用頻度とによる各用語のランク付けも同時に行っている。 正確・適切な定義と最新知見 用語解説は、(1)定義、(2)補足説明,(3)来歴・理屈・効用,を三要素とし、用語採択時の ランク付けに従って記述の範囲,字数などを決めたうえで,正確・適切な定義付けはもと より、アップツーデートな情報を盛り込めるという条件で人選された1,000余名の研究 者,技術者に執筆を依頼した。原稿の校閲・調整および校正は、万全を期し,編集小委員 会と原稿担当幹事会,校正担当幹事会等が連携して行った。 定義用語の概念規定を行う。 補足説明概念をより説明的に、わかりやすく解説する。同義語や対語なども示す。 来歴・理屈・効用必要に応じて、歴史、原理やメカニズムのやや詳しい解説、応用法や     事例、海外事情の紹介、周辺領域への言及などを行う。

  

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