「共生説」 これは私の大学時代には習わなかったと思います。 藍藻は3グループに分かれること。 1つは30億年前に現れた原核生物の藍藻(シアノバクテリア) それからできたと考えられる真核藻類の灰色、紅色、緑色植物 これらは1次共生 真核細胞と原核細胞 もう1つはシアノバクテリアを共生させて葉緑体を持つにいたった 真核藻類の灰色、紅色、緑色植物、それにさらに紅色植物を共生さ せることで葉緑体を持つにいたった4つの生物群 最後の1つは真核藻類の灰色、紅色、緑色植物、それにさらに緑色 植物を共生させることで葉緑体を持つにいたった2つの生物群 最初のグループは真の植物 あとの2つのグループは真の植物を取り込む2次共生によって新た に植物化したもの。 2億5千万年前 古生代ペルム紀(我々は二畳紀と習った)と中生 代三畳紀の境目(P/T境界)で、歴史上最大の生物の大量絶滅が あった。 この後に上に書いた第2のグループのハプト植物や渦鞭毛植物など が現れた。 2億数千年前に2次共生が起こった。 藻類の一次共生と二次共生の図 戦争や大きな出来事で秩序が変わり、それまで支配的だった会社や 組織が生き残れず、新しい企業が時代の追い風を受けて発展する。 生き物も人間社会も共通するところがあります。 以下の記事を参考にしました。 (藻類を撮る 客員研究員 井上 勲、筑波大学生物科学系) (国立科学博物館ニュース 第397号 2002.4.20)
これは新しいインフルエンザのウィルスが現れるのと似ているかもしれない。
突然変異という言葉で表されるかもしれないが、ウィルスが他の生き物(ウィルス)
を共生させる、つまり自分の体内に取り込んで、新しい能力をもつようなもの。
このあたりは生物学の専門家に聞かないとわからないが、ウィルスも共生という
生きる知恵を身につけているかもしれない。
SARS(重症急性呼吸器症候群)もまたそういう共生や突然変異で、新しい
能力をもったウィルスなのかもしれない。(2003.6.18)