真核細胞と原核細胞

細胞を発見したのは ロバート・フック
彼の名にちなんでフックの法則というのがある(力学)。

フックはコルクを顕微鏡で見て蜂の巣のような組織に
cellと名付けた(1665)。

それから約200年後に
ドイツのマティアス・シュライデンとテオドール・シュバンによって
「生物の体はすべて細胞からできている」ということがわかった。

細胞には真核細胞と原核細胞がある。
真核細胞は、細胞の中にはっきりとした核がある。
いっぽう原核細胞には、核は見られない。
しかし、遺伝子は存在するから、無核細胞とは言わず
原核細胞と呼ばれている。

真核細胞は細胞分裂が終わって次の分裂をするまでに約24時間
かかるのに対して、原核細胞は20分ですむ。
これでは、真核細胞1個が2個に増える間に、原核細胞1個は
72回分裂することになるから、10の21乗という細胞の数に
増えてしまうことになる。
この点からも、原核細胞は原始的で、真核細胞の方が進化していると
思われる。

原核細胞には、藍藻と細菌がある。
上に書いたように、細菌の分裂する速度は速いから、
細菌の働きで食べ物の腐敗が進むのも理解できるだろう。