香港旅行記(3)

11回目から15回目まで

香港旅行記 その12

12月11日(水) 午後

例によって家にハガキを出しているが、
毎朝ホテルのインフォメーションに頼むと
本当の日本までの航空便の料金がわからない。

ハーバー・プラザ・ホテルの近くに郵便局があると教えられて
郵便局まで散歩がてら昼に行ってみた。

郵便局の雰囲気はなんとなく北京の郵便局と同じ。

長い行列を並んで30分後に、日本行の航空便切手を
買うことができた。

ホテルのインフォメーションに頼まなくてもよいよう
同じ切手を10枚買った。

その後に
ホテルの食事でなく、近くのファストフードで食事をしたくなり
必勝客 Pizza Hut に入った。
ピザのレストランです。

家族づれ、若いカップルなど 外からガラスごしに客が見えたので
安心して入りました。

必勝客 Pizza Hut。

千島海鮮 これはシーフードピザですね。
甜辣精選 甘辛味 いかにも中華風のピザ。

トイレを聞いたら店内になくて
外に出て隣のアパートの1階に、このピザレストラン専用の
トイレがあったのには驚いた。

さて、ピザの後にハーバー・プラザ・ホテルに戻るとき
途中に日本の書店があるのに気がついた。

入ってびっくりしたのは、コミックが多くてほとんど東京の本屋と同じ。
置いてある本はほとんど日本の本。日本人のための本屋か。
支払は香港ドルだが、日本円でもOKだそうだ。

ただし日本円は少し高くつくとか。

そして、この日本の本屋の脇の階段を下ると
そこは大きな店になっていた。

つまり地下に広いデパートがあって
なんと商品はほとんど日本製。

ヤオハンだったのである。

香港旅行記 その13

12月11日(水) 午後

ヤオハンの店内を歩く。
家電製品、ガラス食器、炊飯器、ジャー みな日本製。
中国製品を求めても、ほとんどない。

後で気がついたが、この近くにも中国デパートが数軒あり
そこに行けば中国製品もある。しかし、純粋中国製品だけ
というデパートはなく、ヨーロッパの化粧品(実は名前だけヨーロッパ製
作っているのは中国らしい)なども販売されている。

とにかく、このヤオハンには日本製品が溢れている。
電卓、テレビ、ジャー、ビデオ....

やがて食料品売り場に達したが
ここも、まるで盛岡のダイエーにいるみたいな錯覚におそわれる。

トウフもインスタントラーメンも海苔もある。

ドイツでフランクフルトやハンブルクの日本食料品店の値段を考えたら
この香港ははるかに安い。

ミカンは静岡産、何もここまで日本の食品を持ち込まなくても
と思うが、ヤオハンは静岡出身なので、しかたがないのであろうか。

せっかく中国の物を買いたいのにと思って、やっと探したのは
中国のお菓子。 クッキーというか甘い乾燥した菓子
それから青豆で作った落雁(あるいはモロコシに似たもの)

この青豆菓子は買って帰り、家のおばあちゃん(Schwiegermutter)に
食べてもらったら、甘くて口の中で解けて食べやすかったということだった。

あと、四川料理の味付けのような牛肉の缶詰。
こちらはまだ食べていないが、猛烈な四川料理を思い出しそうだ。

ヤオハンの中には、さらにファストフードの店がいくつかあり
ますますダイエーや盛岡のスーパーを思い出した。

せっかく香港に来たのに残念だった。

寿司やスパゲッティやハンバーガーが何の苦労もなく食べられる。
(私は食べなかった)

まあ、それだけ日本人ががんばって働いているということだろう。
食品売り場で、日本人の奥様たちが野菜や肉を買っていた。

日本人だけでなく、香港の人もこの店で買い物をするのが
楽しみのように見えた。

私の買った掘り出し物は
 珍蔵 香港歴史明信片 (38ドル 約560円)
だった。

ただの絵葉書だが、写真は100年前の香港の風景や
当時の民衆の写真。イギリスが役所などの建物を建てるための
工事の写真や弁髪姿の香港市民の記念写真。

恐ろしいのは、犯罪者の処刑の写真で、後ろ手に縛られた男が
首を切られて地面に転がっている写真だった。
首切り役人は中国人である。

どうやら私は新しい香港の高層ビルも感心するが、
昔の香港とか香港の中に残る中国らしさに興味がある。

このシリーズで後でそういう点にもふれます。

ヤオハンで日本商品の活躍に驚いたが、この店の商品は手頃な値段だった。

中国デパートの入口(ただいまクリスマスセール)。
中国では寺院の他にホテルやデパートの前でも一対の獅子がガードしている。
日本ではなぜか神社に狛犬が置かれている。

デパートと入口の獅子(ライオン)

広い道路を越える歩道橋   歩道橋の上(いや中)

国際会議の終わった後に、ホテルまで歩いて帰ってみようと
ハーバー・プラザ・ホテルから鉄道駅そばを通り広い道路を香港市民と一緒に
歩いてきたのだが、途中で道を間違えたらしく
目的地の九龍公園にたどりつげずに
別の方向の新世界中心(ニュー・ワールド・センター)に
潜り込んでしまった。

高級品ばかり陳列され、とても手がでないよ
と思いながら、この広いショッピングセンターの外に出られず
広い店内を歩き回り苦労した。

やっと外に出たら、もうそこは海。
対岸の香港島との間の海峡で、海沿いのチムシャツイ・プロムナード
(尖沙咀海濱花園)。

香港島の夜景が美しく、この遊歩道にはアベックが多い。
香港の夜景を見物するにはいい場所です。
12月なので歩いているのは中年の観光客カップルが多い。

実は息子と一緒で、のどが渇いた息子にジュースを買うことにする。
ジュース売りのおばさんからジュースを買った。
オレンジジュース1缶 8ドル(約120円) 

場所はだいたいわかったが
ペニンシュラ・ホテルが見つかると ネイザンロード(彌敦道)
をまっすぐ歩けば、前に見学した回教寺院の前をすぎて
香港警察、そこを左に曲がってホテルに戻る。

   やはり竹の足場

中国ではよく見かける竹の足場(日本なら鉄パイプ製)。
資源の有効活用 !
日本では足場の組立には資格が必要です。

         

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