ドイツ語 コーヒー・ブレイク

  • ドイツ語 コーヒー・ブレイク その51
    Silvester und Neujahr
    大晦日と新年
    
    12月31日の夜はドイツではにぎやかに過ごします。
    往来でも放歌高吟、爆竹を鳴らし花火を打ち上げ、
    笑ったり躍ったりしながら真夜中を待ちます。
    
    そして24時、午前0時、シャンペンの栓をポンポンと抜き、
    盃をあげ、互いの眼を見つめあいながら
      Prosit Neujahr !  新年おめでとう、乾杯!
    と祝いあいます。
    
    元旦はしたがって、たっぷり休む日となり、元旦に
    どんなに朝寝坊してもドイツでは叱られません。
    ゆっくり寝ていてよろしい。ただし、元旦、2日はお休み
    ですが、3日にはもう仕事をはじめます。
    
    元旦の朝のコーヒーを入れるには、水道の水でなくて、
    町の古い Brunnen 噴水の水を汲んできていれる家もあります。
    むかしは女の人が毎朝 Brunnen に水を汲みに行ったなごり
    なのでしょうか。
    
    日本では年の暮れにベートーヴェンの第9交響曲を聴く習慣が
    ここ30,40年ほど続いています。あれはどうやら楽団の
    餅代かせぎという面が濃厚ですね。
    ご本家のドイツでは年末にはむしろFledermaus などたのしい曲をやり、
    第9などは新年に聴いているようです。
     ☆   ☆   ☆
    
    ドイツでは大晦日に花火を打ち上げます。
    日本なら除夜の鐘の時に。
    香港でも大晦日に盛大に花火を打ち上げますね。