ドイツ語 コーヒー・ブレイク
ドイツ語 コーヒー・ブレイク その41
Einladung
招待
ヨーロッパ人一般についてもそうですが、とくにドイツ人は、自宅に人を
招待するのが好きです。友愛、親愛の情を示すために、午後のコーヒーとか
夕食、あるいは夕食後の軽いワインやお茶に招き合います。ご馳走はなくて
よろしい。心おきなく語り合うことが最大のご馳走なのです。
こういうお招きを受けたときには、大仰なお土産を持っていく必要はありません。
小さな日本からのお土産、たとえば扇子とか色紙、いや、自分で折った折り紙
などでもいい。とても喜ばれるでしょう。その場ですぐあけて、謝意を表します。
持ち合わせがなければ数本のお花でもいいでしょう。週日なら6時までに
花屋さんで買い求めておきます。日曜日にはどんな商店もしまってしまいますが、
花屋さんだけは午前11時からお昼までは開いています。駅の売店なら
日曜日でも開いています。
玄関に入ったら、お花はその家の主婦にさし上げます。そのとき、包装紙は
取って渡します。フランスでは包装紙をつけたままなのですが、ドイツでは
紙を取り去って渡すのが礼儀です。その紙はどうしたらいいでしょう。そう、
そっと丸めて玄関にポイというわけにはいきません。手に持っていると、主人側が
きっと「あ、その紙はいただきましょう」と言ってくれます。
むろん挨拶は、女性に対してまず握手をすることからはじめます。相手の目を見て
挨拶します。別れるときも、まず女性に対して感謝の意を表します。
Vielen Dank fuer Ihre Einladung !
お招きいただいて、ありがとうございます。
☆ ☆ ☆
ドイツ人の挨拶は相手を正面から見ること。
にらめっこをしているようで肩がはります。
女性と握手をするときは、男性からでなく女性から手を出す、と書いてある本も
ありました。
(女性がその気がないときは、男性が手を出すのは失礼になる)