Kirche 教会 ドイツやヨーロッパ諸国を旅していると、必ず目につくのが教会です。 どの教会も町の真ん中にあり、市民たちがお金を出し合って造ったものですが、 ひとつひとつみな表情が違います。 バジリカ、ロマネスク、ゴシック、そして30年戦争の後のバロックからロココ の華麗さにいたり、さらに進んで超現代的な教会建築にいたるまで、建築と彫刻、 そしてそこで奏でられる音楽に、ドイツ精神の生きた実体が表現されています。 数千本のパイプを備えたオルガンが、どんな片田舎の教会にもあり、どよもす ような響きが石の柱の立ち並ぶ会堂いっぱいに鳴り渡るかと思えば、かすかな 練り絹のような調べが小川のせせらぎのように流れることもある。バッハや モーツアルトの曲も、こういう石の古い会堂の中で聞いてこそ、ほんものなのです。 ☆ ☆ ☆ ドイツで橋も見ましたが教会は気になって沢山たくさん見ました。 今も教会建築の本を読んでいます。 建築の骨組に力が伝わって基礎を通じて大地に到達するのは、 荷重が橋の部材を伝わり橋脚に導かれるのと似ている。