ドイツ語 コーヒー・ブレイク

  • ドイツ語 コーヒー・ブレイク その19
    Zahnschmerzen
    歯痛
    
    旅をしていて病気になるぐらい、いやな、わびしいことはありません。
    留学生なら強制的に学生健康保険に加入させられ、保険証を提示しないと
    学生証を発行してくれませんが、短期の留学生や観光客は日本で旅行社にきいて
    旅行保険に入っておくのがいいでしょう。
    この場合は治療の費用を自分で払っておいて、帰国後保険会社が払い戻し
    してくれます。
    
    頭痛、風邪、腹痛などは日本から持っていく薬で何とかなります。
    医薬分業の厳格なドイツでもアスピリンぐらいなら、お医者さんのRezept
    がなくても買えます。
    やはり困るのは歯の痛みではないでしょうか。アスピリンぐらいで止まらない
    こともあり、泣いてしまいます。ですから旅行前に、歯だけは治してでかける
    べきです。
    
    旅行中に歯が痛んでしようがなくなったら Zahnarzt をさがし、Sprechstunde 
    診療時間 の掲示を見て治療を頼みます。時間内は日本より安いけれど、
    時間外となればごく簡単な処置であろうと、何十万とられても文句はいえない
    ことになっています。
    
    痛むんです、という表現は、どこの痛みでも
    Ich habe Schmerzen. と言えばよろしいので、
    歯が痛いときは Ich habe Zahnschmerzen.
    おなかが痛ければ Ich habe Bauchschmerzen.
    です。 
    
       ☆   ☆   ☆
    
    私の引用している本は「小塩節:ドイツ語コーヒー・ブレイク、日本放送
    出版協会」ですが、この本をドイツ留学前に読んで行ったのです。
    
    盛岡の歯医者さんに2年間くらいは大丈夫とおすみつきをもらって、
    成田国際空港で明日飛び立つという前の日になって、突然歯が痛くなりました。
    
    さあ、どうしよう。
    しかし、飛行機に乗ってシベリア上空を飛んでいる頃には、すっかりなおって
    しまいました。
    
    たぶん緊張のあまり、神経が高ぶっていたのでしょう。
    
    風邪をひいたときなども歯が痛くなります。
    
    薬は日本で(富山の薬売りのように)一式持って行きましたが、
    全然使いませんでした。
    
    ドイツの値段の安い品質の良い、ワインとビールが何よりの薬だったようです。