ドイツ語 コーヒー・ブレイク はじめに
Geld
持ち出し外貨の準備
ヨーロッパへ行くなら、ドルでもいいけれども、マルクを買って行くのが
得策です。なぜならマルクはスイス・フランとならんでいちばん強い通貨です。
ポンドやドルはしょっちゅうあがったりさがったりするうえ、安くない手数料を
払ってドルを買って持って行って、さてドイツやスイス、その他のヨーロッパ
諸国でその国のお金に代えるとき、さらにまたそこでばかにならぬ手数料を
とられるのですから、二重の損になるのです。
私も1971年でしたが、360円=1ドルの計算でドルを買って行ったら、
ニクソン大統領のドル・ショックで一夜明けたら260円になっており、その上
ドルからの換金制限にあってオーストリアにいて困ったことがあります。
☆ ☆ ☆
私宮本は1994年の常識で書きますが、ドイツ旅行をするならマルクでも
世界中旅行するなら円のトラベラーズ・チェックがいいと思います。
円は強い、しかも今マルクと換金するなら当時(1978年)の5割増し以上の使いでがある。
たとえば10年前ビール2ジョキが今3ジョッキになったら、はっきり円の強さ
を実感します。しかもマルクはヨーロッパ最強の貨幣。でも、円は強すぎる。
絶対そのうち円は実力を知らなくてはいけない。 ← 円安になるという意味
旅行では、換金の度に手数料を取られるから、円のトラベラーズ・チェックがいい。
もし、日本にいるときドルでトラベラーズ・チェックを作ったら、まず手数料を
取られる。このドルのトラベラーズ・チェックをヨーロッパに持って行ったら、
現地の通貨に両替するとき、また手数料を払わないといけない。
はじめから円のトラベラーズ・チェックを作っていけば、円から現地通貨に両替する
とき1回だけの手数料ですむ。
今どきは世界中どこでも直接円を現地通貨に両替してくれる。
1万円札を束にして持って行ってもいいのです。
ただし、盗難にあったら現金には自分の名前が書いていないから困る。
トラベラーズ・チェックは自分の名前入りのお金にあたります。