Reiseandenken aus Deutschland ―― ドイツからのお土産 ―― 日本へ帰るときも(もう帰る話でごめんなさい)、お土産は高価 なものより、いかにもドイツらしいもので、小さな、かさばらない ものを選ぶに限ります。 たとえば小さな皮製の財布とか、町の紋章Stadtwappen や、 紋章付きのせんぬきFlaschenoeffner、灰皿Aschenbecher などが いいでしょう。 ガールフレンドのためには皮のハンドバッグHandtasche も、 ドイツでなら安くていいものが買えます。三つも四つも買うと 日本の税関がうるさいけれども、ふたつぐらいならなんでもありません。 南ドイツやチロル地方のテーブル・クロースTischdeckeは色、 デザインともにかわいらしくていいお土産になります。 ドイツの織物は染色がいいし、また高温の洗濯に耐えるようにつくら れているので、贈る側としても安心して贈ることができます。 私自身はドイツに行くたびに、靴を買ってきます。何とかの大足と やらで私は足が大きいので日本では作ってもらう以外ないのですが、 ドイツだと中の小程度の靴が、ピタリです。 今はいている黒靴はなんと1964年に買ったもので、まだまだはけます。 まったくドイツ製のものは頑丈です。 ドイツのボール・ペンも太い「ラミー」という製品が、私の手には よく合います。モンブランの万年筆、これは日本でも買えますが、 現地で買えばむろんお安い。 ついでながら、イタリアにいらしたら、これは断然皮製品がよろしい。 フランスのお土産なら香水の小ビンでしょうか。 そのほかいくつか、ドイツからのお土産の品名を挙げてみましよう: Solinger Messer ゾーリンゲンのナイフ Schere はさみ Spielzeug 玩具 Bier-Krug 陶製ビール・ジョッキ Ansichtskarte 絵はがき Schreibwaren 文房具 Parfum 香水 Koelnisch-wasser オーデコロン Schmuck アクセサリー Lederwaren 皮製品 Lederhose(男児用)皮ズボン Dirndl (女性用)南独民族衣装 ☆ ☆ ☆ 私がもらう立場なら、ワイン特にフランケンワインなどほしいが あれを持ってくる苦労を考えたら大変なので、切手なんかがいいと思います。 その町の紋章やシンボルのついたキーホルダーもいい。