Umweltverschmutzung ―― 環境汚染 ―― 環境汚染のことを英語ではpollutionポリューションと言いますが、 ドイツ語ではUmwelt(環境)−verschmutzung(汚くすること) と呼んでいます。 どこの国もこの問題を抱えています。ドイツで最も緊急の問題と なっているのはder Rhein ライン河の水質汚染とAtomkraftwerk 原子力発電の問題です。 とくにライン河については、下流のオランダからも激しい抗議 を受け、ここ数年来懸命の努力をしていますが、まだ十分に水が 清くなってはおらず、ライン・ワインほどの輝きをとりもどすに はいたっていません。でも魚がいっぱい群れ、人が泳げるほどに はなっています。 ライン河畔のケルンでは、自動車の排気ガスと無数のTaube「鳩」 の糞のために13世紀以来ここに聳えるDom大聖堂の自然石を だいぶ傷めつけています。鳩の害をどうしたらいいか、懸命 の研究がなされていまず。 こういう問題が起こると、ドイツ人はすぐ徹底的な原因調査と研究を 始めます。場あたり的な処置はしない。時間はかかりますが、 ドイツ人のやることは徹底的です。 このほか、南独のミュンヒェンや、中部ドイツのフランクフルト では真夏に東京に似たSmog-Warnungスモッグ警報の出ることが あります。フランクフルトの周囲は湿地が多く、工業地帯の 煙や自動車の排気ガスが散りにくい。ミュンヒェンは、遠い山々 に囲まれた窪みのような地形で、やはりAutoabgasがよどんで しまうからでしょう。 それでも、これらの町々、そして大都市ベルリーンやハンブルク などでも同じような問題を抱えつつも、日本から参りますと嘆息が 出るほど全市に緑が多く、公園や街路樹のみごとさには目を 見はるばかりです。 Es ist erstaunlich, wie gruen die Groβstaedte in Deutschland sind. 「ドイツの大都会がなんと緑(豊か)であるか,驚くべきものがあります」。 Jedes Land hat heute das Problem der Umweltverschmutzung. 「どの国も今日環境汚染の問題を抱えています」。 ☆ ☆ ☆ 環境汚染は世界的な問題。 この分野の先進国であるドイツや北欧に、日本は学ぶことが多い。