41回目から46回目まで
ロンドン、大英博物館、そして日本まで
なんとか無事三越まで戻ってきました。
旅行中いろんな国やいろんな町において、
乗物や買物で自分の思ったようにはかどらず、
集合につい遅れそうになった人もいたので、
私も帰りの飛行機に乗り遅れては大変と思い、
少し早く三越に戻って来たわけです。
三越でロンドン記念に自分の使う品物を買って
集合場所(三越入口)に戻ってみると、もうほとんどの人は
ピカディリー・サーカスの反対側に停まっていたバスに乗り込んで
いました。
まだ十分に時間は残っていたのですが、みんなも買物には満足したらしい。
ほどなく全員を乗せて、バスは飛行場へと向かいました。
バス旅行を続けているといつしか、指定席みたいになって
自分の座る席が固定されてしまいました。
こうすると、いない人はただちにわかるので便利でもありました。
また、あのマクドナルドさんが飛行機に乗るまで送ってくれた。
本当にお世話になりました。
さあ飛行場です。
飛行場で時間のかかりそうなのは、免税の手続き。
ヨーロッパは付加価値税が国によって20%くらいかけられているから、
外国人の買物ということが証明されたら、その税金の分が戻ってくる。
知っている人には常識でしょうね。
パリなどで買物をした人は、その時店からもらってきた書類を
飛行場の税関に提出し、スタンプを押してもらったら、
その書類をポストに投函すれば終わり。
実際に帰ってくるお金は、空港内の銀行でポンドで受け取ったり、
クレジットカード使用なら、日本に帰って口座に振り込まれる。
店によっては、先に税金の分を引いて売ってくれていて、
この空港での免税検査のスタンプを押してもらえば、
手続きがすっかり終了する場合もある。
窓口に並ぶ列の長いこと。
係官が質問をしたり場合によってはスーツケースを開けて
品物を確認したりするものだから、待つほうも余裕をもって待つ気持が
ほしいものです。
なんでも写真を写してこようと思って、こまめに撮影してきましたが、
この税関の免税検査窓口は撮影は遠慮しました。
ビデオでご丁寧に写していた人がいましたが、やはり警備の警官に
注意されていました。
今回の旅行に関係はありませんが、
旅行地で飛行場とか橋の写真を写していたら、とがめられて警察に
連れて行かれたという人もいます。皆さんも注意しましょう。
さらに飛行場では、またあの厳しい荷物検査。
かと思ったら、日本行飛行機には爆弾があっても
ヨーロッパではないというのか、
団体は簡単に通してくれました。
最後は手荷物検査。2列に分れて、それぞれX線の検査がある。
見ていると、荷物の中身を写された映像を観察しているらしい。
我々の並んだ方は検査官が慎重に検査をしているせいか、
非常に進みが遅い。片方の列の仲間はとうに終わったというのに、
まだ先に50名ほど並んでいる。
そのうちに前に並んでいた外国人が私にもサインをしろと
用紙を持ってきた。
なにやら、検査官のやり方が遅くて飛行機に遅れそうだから、
抗議する書類に署名してくれというらしい。
中国人やインド人の名前もあった。
私ももちろん署名した。
他の検査の窓口も1つあって、そこには人間がいるのに、
全然働こうとしない。機能しない窓口。
日本なら考えられないのに、海外ではこういう場面をよく見かけた。
そのうち、やっと私の荷物検査も終わった。
しかし、人間がくぐるあのゲートでまたもキンコンと鳴ってしまった。
この旅行中、何度、身体検査をされたことだろう。
(どうも体に金属が多いらしい)
それも無事終わってほっとしていたら、
誰かが手荷物を開けろと言われて、
陰にまわって女性の係官に中身を調べられていた。
後で聞いたら、荷物の中に時計が入っていて、
それをX線で発見され、時限爆弾ではないかと疑われたようだ。
用のなくなった目覚まし時計を荷物にいれたのがいけなかった。
電池をはずしたら時計が止ったのを見て、
係官は許してくれたそうだ。
お疲れ様。
あとは残りの時間があったので、
残ったポンドを使うため免税店で買物をしたり、
日本にお土産を買う人もいっぱいいた。
さて、搭乗ゲートも表示され、
みんななんとなく搭乗ゲートに移動してきた。
そのうちに我々の日航機は搭乗開始になり、
じゃあ乗ろうかということになったが、
ツアーの習慣が身に付いたのか、全員の数をチェックした方が
いいのではないかということになった。
そこで、事務長役のK氏が名簿のチェックをしていき、
チェックされた人から搭乗していった。
だが、あと3名来ない。添乗員もまだだ。
添乗員はいつも最後に人数を確認してから乗るから
まだだろう。
というわけで団長として最後に乗るからと言って、
搭乗ゲートで私は待つことにした。
そのうちに添乗員も姿も現われ、
あと1名だけになった。
あの人だ、大丈夫だろう、しかし待っていよう
と添乗員と私はゲートで待っていて、数分後に最後のメンバー
が姿を現わし、
われわれは全員飛行機の座席に座った。
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