ヨーロッパ旅行記(5)

31回目から36回目まで
 コペンハーゲン、北欧のこと、パリ、パリの橋

ヨーロッパ旅行記 その34

10月17日 パリ編2
パリの市内見学とセーヌ川の橋見学

予定の前日にストのためパリに到着したから
本日の午前中は特別に自由時間が与えられた。
それで午前中、パリ市内を散歩してきた人も多かった。

午後の見学は予定されていた見学。

まず12時にホテルのロビーに集合してから、
バスでルーブル美術館近くの中華料理店へ、
そこでフランスの中華料理を食べる。

ロンドンで食べたのは油がやや強かったが、
フランスのこの中華料理は全く日本人向き。

 名前も福禄寿  七福神のひとり。

ヤキソバやチャーハンもコースの中に入っていて
みな満腹。

それからバスに乗ってセーヌ川の船着き場に行く。
まだ時折小雨が降っているが、見学にはさしつかえなし。

セーヌ川の橋はテームズ川の橋よりこぶりであるが、
川の両側に並ぶパリの建物が宮殿のように立派で、
みんな声もなく感動している。

               

国際的な観光地らしくドイツ人も混じっていた。
ドイツ人の夫婦が小学生くらいの息子を連れて親子で
甲板に立って観賞していた。

母親がいかにも幸せそうな顔をしてセーヌの船旅を楽しんでいた
のが、私にも嬉しかった。  ドイツのお父さんは偉い。

エッフェル塔のそばの鉄道橋に地下鉄が走る。

セーヌの橋めぐりはみんなに深い感動を与え、船から降りると、
我々はバスに乗り、バスの中で少し市内観光の説明を受けつつ、
バスはオペラ座の近くの免税店へと我々を運んだ。

さあ、日本へのお土産だ、 というわけで、われわれ団体は3階へと案内される。

そこで手慣れた日本人男性の店員から、
お薦め商品の案内、さらには免税手続きの説明を受けて、
さあどうぞと各コーナーへ誘われる。

その間にも、他の日本人の団体が入ってきたり、
ハングルでしゃべる団体が入ってくる。

店も慣れたもので、ハングルの客にはハングルを話す女店員が
さっとついて対応する。

見れば韓国人の多いこと。 彼らはラフな格好をしていて、あたりかまわず、
商品をひっくりかえしながら見ている。

誰かも言っていたが、韓国の人はたくましい。
デパートのバーゲンセールのように、
自分のほしい物は、他人から取り返すようにあつかい、
また、何度もひっくり返して見ている。

この商品は、
ダイアナ妃が、あるいは雅子様が買ったものですよ
と店員の説明は上手だ。

私など高すぎて手がでないし、興味もあまりないので
商品よりは客の顔をみてきた。

そのうちに大体わかったから、店の外に出て空気を吸うことにした。
やはり何人か外に出て、そこらあたりを散歩している仲間もいた。

まだ時間は1時間以上残っていたので、その辺りを散歩していたら
そこらあたりは免税店がいっぱい。

つまり、ルーブル美術館とオペラ座の間には、
日本人(および韓国人、台湾人)相手の免税店が軒並み
店を出していたのである。 そして、中華料理屋やラーメン屋も当然多かった。

さて、集合の時間になって、ようやく店から出てきた人いわく、
最初はちょっと見るつもりが、気がつけばいっぱい買い込んで
しまった。

(円でなくて)フランで言われたら、お金の価値がわからなくなる。

それにしても店の人は上手だ。
聞いているうちに今買わないとこりゃ損をすると思ってしまう。

そして、バスの中に、ちょうど差し入れられたミネラルウォーターが
全員に配られた。

ああ、これはいい。
みんな興奮してのどが乾いたから。
みんなは喜んでおいしそうにその水を飲んだ。

こんなときに水を出すなんて、なんと慣れた人なんだと
水を配っていた添乗員を内心尊敬してしまった。

なにしろ
免税店にはいい物しか売っていないし、
日本で買うよりは確かに安い。
そして、今なら更にお買い得と上手に説得するから、
お金持ちの日本人なら、つい買ってしまう。

パリ観光の別な面を知った。

   

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