ヨーロッパ旅行記(3)

19回目から24回目まで
 ロンドン、アムステルダム、スタバンゲル、ムーミン・トロル、コペンハーゲン

ヨーロッパ旅行記 その21

10月14日 スタバンゲル編3
スタバンゲルでの早朝

アムステルダムからスタバンゲルに
スーツケースが1個届かなかったが、
その人のために
昨日はみんなで手分けして市内にくりだし、キオスクで
靴下など買ってきたが、衣装品店は閉まっていたそうだ。

買物するにも遅い時間、おまけに昨日は日曜日。

ヨーロッパで日曜日に買物をしようと思ったら悲劇。デパートはお休み。

キオスクは日本では駅にしかないが、ヨーロッパでは
どこにもある売店。駅にもあるが街角にもある。

ドイツにもあります。ノルウェーにも広場の近くにあったわけです。

しかし、昨夜遅く荷物はホテルに届けられたそうだ。
やはり、アムステルダムで荷物が一個、持ち主を探していたのだろう。

よかったよかった。

枕元に置くチップは5クローネ硬貨 とガイドさんに教えられた。
 ゴクローネ(ご苦労ね)と覚えたらいいとみんなで笑う。

1クローネ=17.28円
5クローネは100円に少し足りない。

今回のツアーでは、どの国でも
枕元に置くチップは100円程度だった。

100円でも一行は22名なので
メイドさんが一人でかき集めたら、2200円になる。

さて
朝食は大変大変豪華だった。

パンにジャム(木の実のジャムなど種類がたくさん)、チーズにバター、
ヨーグルト等、
肉、ソーセージ、
卵、茸、豆、

ゆで卵など半熟と完全にゆでたものと2種類あった。
もちろん、かき卵(スクランブルエッグ)もあった。
それからニシン、タラ、鮭などの魚、キャビアもカニの卵もあった。

ノルウェーは海産物も豊富。
日本にも相当輸出しています。

ホテルの朝食。



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早い食事をすませて、まだうす暗い7時にはもう町を散歩。
鉄道の駅にも寄ってみた。ここにも売店があって雑誌や食料品が
売っていた。

駅のそばには池があって、働く女性が落ち葉を掃除していた。
電気掃除機みたいな機械を動かしていたが、
落ち葉を吸い取るのではなく、空気を吐き出して落ち葉を追い払っていた。

今考えると、散歩道をあけておくためだったのだろう。
なるほど 別の発想。

7時すぎでは美しい家並みを構成する商店街もまだ開いていない。
(開いているのは地下道のキオスクと駅の売店くらい)

ふと思いついて
ドイツのように、郵便局が8時から開かないだろうかと
郵便局に行った。



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ドアの掲示を見たら、やはり8時オープン。本日は月曜日だ。
他の客も並んでいて、8時にドアが開けられた。

郵便局では、窓口前のコーナーに展示されていた絵ハガキの中から何枚か選んで、
それを買おうとしてカウンターに近寄ったら、
窓口の女性に何か言われた。しかし言葉が理解できない。

ともかく笑顔でその職員は絵ハガキを売ってくれたが、
私の後に別の客が入ってきて、番号札を持ってきたのを見て、
やっと私は気がついた。

ああ、番号札をとってカウンターに来いという意味だった。
こんなに客が少ないのにとも思った。

盛岡の中央郵便局ならともかく、このノルウェーの郵便局にも
順番待ちの番号札を置いてあるのは意外だった。

ノルウェー第4の都市、国際飛行場もあるから、
スタバンゲルの大郵便局だったのですね。失礼。

さて、絵ハガキを買ってホッとして
まだクローネが残っているので、
記念にノルウェーの切手を買って行こうと思いついた。
 切手は家族も集めています。

そこで、番号札をとってから、さっきのカウンターに行って、
記念に切手を色々買いたいとドイツ語で話しした。

おまえはドイツ語ができるのか、ドイツにいたことがあるのか
と聞かれながら
こちらのお金をすべて出して、色々な種類の切手を見せてもらって、
たくさんノルウェーの切手を買うことができた。

ノルウェーの郵便局もドイツの郵便局と同じく
ラッパのマークがついていた。ただしドイツの郵便ポストは黄色なのに、
ノルウェーのポストは赤だった。イギリス、オランダもポストは赤。
(オランダの町に行ったことはありませんが、長崎のハウステンボスで
赤い郵便ポスト見ました)

ドイツの郵便のラッパのマークは昔、肉屋が郵便物も運んでいた時
ラッパで到着をしらせた名残であると聞いたことがある。

郵便は馬車で運ばれた時代もあり、今でも南ドイツでは郵便局から郵便局
へ走るバスがある。このバスには乗客も乗れるし、郵便物も運ぶ。
鉄道のない山岳地帯に郵便のバスが走って、交通や流通や通信に一役買っている。

こうしてドイツの町並みを思い出させるノルウェーの町並みを
見ながら、ドイツ語の通じる体験をして
豊かな気持になってホテルに帰ってきた。

ノルウェーでは、昼間も車はライトをつけて走ることを
義務づけられているという。
またドライバーのマナーはよく、信号のない交差点で歩行者がいたら
必ず止って歩行者を渡らせていた。

これは他の日本人もみな感心していた。
ノルウェーは紳士の国。

交通信号はイギリスで発見したように、
赤の後にいきなり緑に変わるのではなく、
短時間 赤と黄色が同時についてから緑に変わった。
ドイツの信号と同じ方式だった。


ホテル近くの交通信号。赤と黄色が同時についてから緑に変わる。 車はライトをつけている。
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今日は9時半からホテルの会議室で北海油田の説明がある。

   

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