ヨーロッパ旅行記(2)

 11回目から18回目まで
 リーズ、ロンドン

ヨーロッパ旅行記 その17

10月31日に私の学科の3年生の学生を引率して
岩手県内の建設工事の現場を見学しましたが
その時、ヨーロッパ旅行のことを思い出して
つい比較をしました。

盛岡市手作り村のあたりの10月末の
季節感はちょうど10月11日や12日の
イギリスの高速道路の休憩所の雰囲気でした。
黄色の葉がきれいで ピラカンサや他の木の実もいっぱい
なっていました。

イギリスでは
潅木と実の種類は日本より多かったように思われました。
ただし、イギリスやデンマークは日本に比べて
紅葉する植物はごく少ないようで 日本の秋のほうが色彩豊かである
とのことでした。

イギリスの芝生は一年中緑なので、日本に移植しようと考えた人が
いるそうです。

しかし、芝生を日本に持ってきたら、日本では育たなかったとのこと。
植物にも適応性があるのでしょう。

10月31日は北上からの帰りを高速道路で走ってきたので、
4時10分すぎに出発して5時直前に大学に着きました。

イギリスの高速道路と日本の高速道路を比べたら、
どちらも左側通交ですが
中央分離帯がイギリスでは、きゃしゃでした。

中央分離帯を飛び越えてくる乱暴な運転の車が
イギリスでは少ないからではないか、
と同行した人が言っていましたが。

前にイギリスの運転免許証の40年という有効期限を書きましたが、
(40年間 原則として書換なし)
イギリスの免許証には写真も貼っていないし
免許不携帯でも罰則はないそうです。

警察のコンピュータにドライバーの情報が入っているから
確認できるためと説明されました。

このへんは国民性の違いがありそうです。

想像ですが、生年月日の他に、髪や眼の色やクリスチャンネームや
血液型などインプットされていれば、本人かどうかわかりますものね。
(もしかすると出生地、両親の名前くらいインプットされているかもしれません)

日本の役所は、そんなに必要かと思うほど、いっぱいの書類を
要求しますね。

本人であることが十分類推されるのに、保健証や印鑑登録やその他
を要求されます。重要な書類の申請なら、なおのこと。

イギリス人は常識でこれまでやってきて
形式にとらわれすぎるようなことがないような気がします。

どちらがよいか簡単には判断できませんが、
国民性の違いがあるように思われます。

日本の場合は頑丈に作ってある中央分離帯でも
ときどき衝突する車がありますね。

イギリスでは片側2車線の高速道路もありましたが、幹線は
片側3車線でした。
(ドイツのアウトバーンはもっと広かった)
いずれ東北自動車道もそうなることでしょう。

4時になると、うすぐらがりで
矢巾あたりでは夕闇の中を走るのをみて、
イギリスやノルウェーの夕闇を思い出しました。

時間的なものは、だいたい冬が近いと、
北日本と北ヨーロッパは同じですね。

これを書いている11月20日あたりの盛岡は
先月のイギリスより寒くなりました。
山に雪が降りました。もう冬ですね。

窓の外は暗くなりつつある。
先月末からみれば夜は少しずつ長くなっている。

   

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