11回目から18回目まで
リーズ、ロンドン
>Subject: Walk Around ISRAEL No.83
>Date: Fri, 27 Sep 1996 00:24:41 GMT
>イスラエル旅日記(83)
>ロンドン徒歩縦断2
>(O先生はヴィクトリア駅に到着して)
> 今度は,観光案内所へ行ってロンドンの地図を購入しました.なにぶん
>下調べが十分に出来ませんでいたので,行き先だけ決めて,行き方は現地で
>調べるという旅が続きます.
> この日はこれからロンドン市内を駆け足観光しながら徒歩で南から北へ縦
>断してキングス・クロス駅まで行き,ヨークに向かう予定です.
> まず,駅を出てすぐそばにある(はずの)バッキンガム宮殿をめざします.駅を
>出たのはいいのですが,自分がいったいどの方向を向いているのか,目の前の道路
>がどういうつながりになっているのか理解するのにしばらくかかりました.(なに
>ぶん,碁盤目状ではなく,斜めあり,曲がりあり,袋小路ありの道路群ですので,
>自分の位置をまず同定しないと目的地に着けません.地図と道路名の表示を照らし
>合わせて,一旦駅の横を迂回して宮殿横の道路に出ました.一旦位置がわかってし
>まえば,後は地図通りに歩くだけですから簡単です.
地図で見れば、ヴィクトリア駅とバッキンガム宮殿は近いのですが、
そこを歩くと同じような通りが不規則に交差しているので、
最初は自分がどの通りを歩いているのか全然わかりません。
O先生の苦労がよくわかります。
まあ、地図を片手に街角で考えたり、自分の探した道を発見したりすることが
旅の楽しみなのですが。
>正面でしばらく立ち止まって眺めただけで,ビッグベンへ向かい
>ます.東の方向に歩いて15分ほどでテームズ川にかかる橋にたどり着きますが,
>其の少し手前に,Institution of Mechanical Engineers(IMechE)とInstitution
>of Civil Engineers(ICE)の古色蒼然とした建物が並んで立っていました.前者は英
>国機械学会,後者は英国土木学会です.
たぶんO先生はバッキンガム宮殿からビツグベンまで
バードケイジ・ウォークを歩いたのでしょうね。
> 橋のたもとに立っているビッグベンを橋の反対側から眺めて
誰でもテームズ川を渡って対岸からビツグベンを眺めるようですね。
そばで見るとあまりに大きいから。
>いったんICEの前ま
>で引き返し,今度は北に向かって歩き,500mほどでトラファルガースクエア,
>右手にチャリングクロス駅を見て,コベントガーデンに向かいます.
トラファルガースクエアとチャリングクロス駅の間を通って北上し、
コベントガーデンに行ったわけですね。
>イスラエル旅日記(84)
>ロンドン徒歩縦断3
> コベントガーデンとは言っても,私の目的地はガーデンそのものではありません
>その隣に立つロンドン交通博物館です.
> さて,ここは,規模としてはそんなに大きくはないのですが,ロンドンの交通の
>変遷史を実物でたどることが出来る場所です.昔の辻馬車や路面電車が所狭しと陳
>列されていました.日本の多くの博物館と異なるところは其のほとんど全てと言っ
>て良い車両に実際に乗って中を見ることが出来ると言うことです.
O先生から、私の旅行前に、ロンドン交通博物館をはじめイギリスの資料を
いっぱい貸して頂きましたが、今回の私の旅行は団体旅行なので自由行動は
ほとんどできませんでした。
>Date: Mon, 30 Sep 1996 08:36:03 GMT
>イスラエル旅日記(85)
>ロンドン徒歩縦断4
> 博物館に1時間ほどいて,こんどはチャリングクロス街を北西に向かいます.
>チャリングクロス街がつきたところで,今度は南西へ,200メートルほど.
>ここに有名なピカデリーサーカスがあります.ここもただ通過し,
>今度は北の方に約1キロメートル.次の目的地は大英博物館です.
ピカデリーサーカスはにぎやかな広場
三越デパートがあります。
また、ここから夕食を食べた中華レストランなどある夜の繁華街
(昼も繁華街だけど)が続くのです。
このあたりの報告は、これから書くはずです。
>13時30分に大英博物館に到着.
>今は,浮世絵の特別展をやっているようですが,それは無視
>して,時間もないので(15時くらいの列車の乗る予定),とにかくエジプト関係
>にしぼって部屋をただ通過.それでも30分かかりました.
1年後に私が行ったときも、日本の特別展示をしていましたが
やはり1時間半の見学では割愛されました。
> せっかく来たのだからと,案内嬢に「ロゼッタ・ストーンはどこですか?」とき
>いたら「そこの売店の中を突っ切って,突き当たったら右の左側」と教えてくれま
>した.教えられたとおり,売店の横にあるせまい通路を通って(本当は,最後に見
>るような作りなんでしょうね),教えられたとおりにありましたありました.想像
>していたより小さいですね.何事も百聞は一見にしかず.それにしても,シャンポ
>リオンはよくこんな欠落だらけの文字を解読したものです.才能というものは恐ろ
>しいですね.
もちろんロゼッタ・ストーンも見ましたが、思ったより小さかったでしたね。
シャンポリオンの仕事は暗号解読みたいなものだったのでしょうね。
(大英博物館の見学報告は、このシリーズ「その41」にあります)
> さて,もうひとつ此の博物館の通り抜けをして思ったこと.ここの展示物の大部
>分はイギリス本土のものではありません.よくもまあこんなにも盗んできたもんだ
>(イギリスの人ごめんなさい)...でも率直な感想です.それぞれの展示物が発
>掘された国にとっても貴重な遺産だったはずですから...
みんな同じことを考えるようなので
イギリス人も対策を考えているようです。
ガイドさんが、イギリスは将来、これらの遺品(遺物)を返す用意がある。
ただし受け入れ国が、ここ以上に安全に確実に維持管理できることを
証明してほしい、
とイギリスの代弁をしていました。
現地で風雨にさらされ痛むよりは、人類のため財産を管理しているのだ
といいたいのでしょう。イギリスは。
その昔の大金持ちも、子孫が没落して
先祖代々の宝や文化遺産を売って生活費にかえている場合も
世界中どこにも見られることです。
公的機関が買って、国民財産として維持管理展示している場合が
うまくいっている例でありましょう。
> 14時45分,わずか45分の滞在という信じられない短さで大英博物館を出て,
>キングスクロス駅へ向かいます.ここで大失敗.博物館の出口の方角
>を誤解して反対方向へ歩いてしまったのです.500メートルほど歩いて,目標の
>道路に到達しないので,地図で確認したらなんと反対方向.あわてて急ぎ足でもと
>来た方向へ戻りました.1キロのロスは大きい.それでも,荘厳な煉瓦造りのセイ
>ント・パンクラス駅を左手に見つつ15時ちょうど東海岸線北行きのターミナル,
>ロンドン・キングスクロス駅に到着です.ビクトリア駅からここまでの歩行距離は
>実に8.7kmに達しました....
私たちはずっとバスだったので、O先生の行動範囲を何度となく
繰り返しました。
ロンドンの主なところは2ないし3度行きました。
この二階建てバスの写真は雰囲気を出すためフリー素材集から借用したので、
本文に関係ありません。香港にも二階建てバスが走っていました。
O先生のコースは
ヴィクトリア駅→バッキンガム宮殿→ビッグベン→
トラファルガースクエアとチャリングクロス駅→ロンドン交通博物館→
ピカデリーサーカス→大英博物館
ここを歩いたら結構な運動です。
スポーツ スポーツ
ロンドンの橋が見られます。
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