建設環境工学通論 平成14年度 応用化学科&材料物性工学科3年生

第3回目のアンケートから

出席カードに本日の感想などを書いてもらいました。
以下に紹介します。

[本日のビデオを見てわかったこと。]

今日の講義では、反力や応力、ひずみなど材料物性工学の中での材料力学の内容に
近かったので、理解できる内容も多くあった。学科が違っても勉強する内容が
同じところがあることに驚いた。

コンピュータ・グラフィックスを用いた説明があったが、水を入れただけのコップでも、
かなりの応力がかかっていることが目で見てはっきりとわかった。
明確な変形も認められた。意外なことだと思った。

材料物性工学科の学生は、材料力学で基本的な応力ひずみの関係は学んでいるので
理解しやすかったようだ。材料力学では教科書に載っている図を見て応力分布などを
理解したが、本日のビデオではCGにより応力解析の結果が色で表されていたので
より理解しやすかったようだ。

しかしながら、構造の形によって応力分布が変わるということ、つまり桁やアーチや
ラーメンのそれぞれの応力分布を理解することは難しかったようだ。
たぶん断面2次モーメントも理解していない学生が多いのだろう。

コンビーフ缶を組んでアーチにしたら、5キログラムの重りを支えられたのは
みんなに強い印象を与えたようだ。

コンクリートは圧縮力には強いが、引張り力には弱いことが、ビデオの実験を見て
理解された。コンクリートの引張りに弱いことを知らない学生が多いようだ。