7/15 成田−上海−ウルムチ
早朝6時出発
私は4時半にもう起きた。顔を洗って、みんなと挨拶。
団長のS夫妻とやはり前日から泊めてもらったOwさんはスーツケースを
車に運ぶ。でも、もう一人のOさんは夕べ挨拶に来たのに、今朝まだ現れない。
この近くだというのに。ほどなく、タクシーで駆けつけたOさん曰く、
早朝なのでタクシー交代時間のため、なかなかタクシーがつかまらなかったとの由。
倶楽部のYさんの車で無事成田空港へ着く。
今回は会津若松から二人の参加者がある。
会津の方々と自己紹介して、なんとか全員、朝食をとるため MITSUKOSHI
レストランでコーヒー&サンドイッチの軽食を食べた。
みんなで写真 こちら小さい写真
ドルに両替する人は両替をして、さあいよいよ出国の手続き。
これがトラブルのもとであったが、我々の並んだ行列は2列(各列が2名ずつ並ぶ)
つごう4列が1つの窓口で受付されたので、なんと40分もかかってしまった。
我々の旅行グループの最初の2名が出国手続きを終わったのは、すでに
離陸の時間をすぎていた。しかも、大部分はまだ並んでいる。
ことの経過に心配した我々は、飛行機の関係者とおぼしき人に相談したら、それは
大変ということになり、早く手続きをしてください、上海行きJAL791便に
乗る方は急いでくださいとアナウンスがあり、行列から優先されて扱われた。
それでも全員手続きが終わるまで更に数分かかり、結局係員に「これが外国の
飛行機なら置いて行かれるところです。急いで下さい」と怒るような口調で
急がされ、結局15分遅れて機内に到着。他の乗客の冷たい視線を無視して
シートベルトを締めたのであった。
10:30(日本時間)成田発−13:05(北京時間)上海着
懐かしの中国文字の「辺防検査 immigration」
昔より早く手続きが済んで、国内線に乗り換えるための移動。
しかし、移動が不便である。いったん重いスーツケースを自分で持って
国内線の建物に移動しなくてはならない。
上海の旅行社の女性が現れて、手続きの書類やらパスポート集めをしたが、
手押し車の上に積まれたスーツケースを運ぶ男に、誰か一緒に付いていくように
言う。旅行に慣れていない我々は、これは大変だという人もいた。
いったん飛行場の外を出て、我々の荷物と一緒に歩いていると、
昔ここで四川省成都に電話をかけた公衆電話や、昼食を食べたレストランがそのまま
残っていて、懐かしいやら苦労したことを思い出した(ここで約1日待ったことがある)。
飛行場の外を歩く様子。写真の左側は国際線の建物、正面は国内線の建物になる。
前方中央の赤い文字の所が、以前に昼食を食べたレストランである。
国内線の空港に着いたら、2階のカウンターに行かねばならず、これがまた
我々のポーターの労働は大変なものとなった。いずれ人件費がかかるようにできている。
段ボール箱の1つは蓋が取れたため、再度荷造りをすることになった。
ここに有料の荷物縛り係りがいて、金を払えば手慣れた手つきで荷造りしてくれる。
上海は不便だ。北京で乗り換えするときはこんなに不便だろうか。
あとは飛行機にのるまで待っている。待合室には、優先席があって
病人、妊婦、老人、子ども、軍人は優先的に座れる。
そして、子どものためのプレイルーム(日本のデパートのように)があって、
円谷プロダクションの宣伝のウルトラマンの劇が放映されていた。
中国新疆航空公司の飛行機で、上海−ウルムチを飛ぶ。
気流のせいか、よく揺れた。 新疆航空機の小さい画像
飛行機
北京時間で16:00に機内食が出た。
まず、パン、ハム、フルーツ等(こちら小画像)が出た。
しばらくしてから、清真(イスラム教徒用料理)と書かれたアルミパック入り鶏肉がでて、
これが最終的食事(こちら小画像)だった。
蓋を開けたら
ビールを注文したら、ミュンヘンのレーベンブロイだった。モルツ、水、ホップ
のみのドイツ純正ビール。しかし、ぬるいのが残念。
北京時間19:30にウルムチ到着。実質的には北京と2時間の時差があるから、
この地の時刻なら5時半に相当するのだろう。だから、町は明るかった。
ウルムチ飛行場の建物(小画像) 建物の上のウイグル文字(漢字も)(小画像)
手荷物も受け取るために、待っている乗客たち。(小画像)
現地で迎えてくれた新疆中国青年旅行社のガイドは、なんと岩手県で1年間農業研修
をした鮮氏という男性で、日本語も上手だった。我々の通訳(ガイド)アリム氏
とも知り合いで、旅は快適なものとなった。
バスの中(小画像)
アリム氏は仕事の関係で、北京経由で来たため、ウルムチで我々と合流した。
ウルムチは新疆ウイグル自治区の州都で、人口180万人の大都会である。
高層ビルも建ち並ぶ町で、仙台よりも大きい町だと思った。
飛行場から都心には白楊樹並木の高速道路(小画像)が続いていた。
バスは快適に走った。
明日はウルムチからキルギスに飛ぶので、着いたばかり夜に、ウイグル人留学生との
歓迎交流パーティに招待された。会場は美生宴会庁という所で、我々のパーティ
会場の隣では、結婚披露のパーティがされていた。新郎新婦の親戚や友人が集まって、
料理や踊りを楽しんでいた。懐かしい曲だと思ったら、しばらく考えてコロブチカ
という曲名を思い出した。
ウイグル料理で(小画像)
こちらのパーティ会場も、留学生の歌あり、楽器の演奏ありで、大変楽しい。
料理もすごい。シシカバブ、油チャーハン、肉ウドン、羊肉、羊足、牛肉、鶏肉、
魚(フナ?)、マントウ、春雨、コンニャク
楼欄ワイン、強い白酒、しかしビールがぬるくて残念。
料理その1(小画像)
料理その2(小画像)
料理その3(小画像)
料理その4(小画像)
料理その5(小画像)
楽器の演奏(小画像) 左からドタール、ラワープ、フシタール
料理の説明
記念写真(小画像)
シルクロード倶楽部の皆さんは、毎月例会でウイグル料理や音楽を楽しんでいるし、
集まった留学生のメンバーは日本で顔なじみのウィグル人なので、すっかり
いい雰囲気になったが、私には初対面の人ばかりで、紹介されてもなかなか
顔が覚えられなかった。ウィグルの人は顔が似ているし。
新疆假日大酒店(ホリデーインウルムチ)
烏魯木斉市新華北路168
TEL −86−991−281−8788
FAX −86−991−281−7422
イン・シャ・アッラー 神の御心ならば
まさにシルクロードの旅は、神の手にまかせて。