新横浜のラーメン博物館

                 

新横浜のラーメン博物館には、日本のラーメンの歴史が説明されている。
そして、インスタントラーメンの歴史もしっかりと説明されているのが嬉しい。

日本人で最初にラーメンを食べたのはあの水戸黄門です。
そこで黄門ラーメンの説明を書きます。

このラーメン博物館でさすがと思ったのは、明治の最初のラーメン広告の新聞
の資料が展示されていたことです。
函館養和軒が明治17年の「函館新聞」に新聞広告を出していた。その名も「南京そば」
明治中期に横浜南京街(今の中華街)に屋台の「南京そば」というものがあり、
これがラーメンのルーツと考えられる。函館の南京そばもこれに類したものだっただろうか。
その調理法の資料が残っていないし、現在のラーメンとの関係が不明なので、
正式に認知されていないようだ。まことに研究者はしっかりとした資料を要求するから。

このラーメン博物館には「小菅桂子:にっぽんラーメン物語、講談社」も売られていたが、
まさしく、この本の内容にもとづいてラーメン博物館の展示があるようだ。
いや、この本は発行が1998年で、ラーメン博物館は1994(平成6)年開館したのだから
この本はラーメン博物館から影響を受けたものもあるかもしれない。
もっとも、この本のもとになった本は昭和62(1987)年に発売されているから、
この著者の研究の方が先進的な存在であろう。

このラーメン博物館には インスタントラーメンの発明者安藤百福も紹介されていた。
安藤百福は カップヌードルも発明した。

戦後のおもなラーメンの発展の歴史 とくにインスタントラーメンに注目まずこちら  つぎ   つぎ   そしてこれ

  新横浜のラーメン博物館
  ラーメン博物館のパンフレット食べられるラーメンの一覧 しかし混んでいる。時間がほしい。
  ラーメン博物館の夕焼けの下町はすばらしい。
  ラーメン博物館の並び方と待ち時間の目安地下1階
  ラーメン博物館の並び方と待ち時間の目安地下2階
  ラーメン博物館の入場券

  ラーメン博物館の地下広場のイメージ図 2002.3
  中国語版ラーメン店の説明その1    その2
  英語版ラーメン店の説明その1    その2

  新横浜の駅ちかくに924平米の土地をもっていた岩岡静江さんは駐車場建設を
思い立った。あとを任されたのが息子さんの洋志氏、彼は多くの人に愛されるものとして、
「新横浜ラーメン博物館」を考えついたのであった。
「博物館」という知的展示をうたいながら、「ラーメンのテーマパーク」という
入場者がそこでラーメンを食べつつ、日本文化を体験し楽しむというアイデアを
実現したのである。一種の地域おこしであり、日本の食文化であるラーメンの
発信基地にもなっている。