小菅桂子先生がカシュガルのバザールで見つけた「棚灰(ペン)」
見かけは墨色の石炭殻のような塊。
駱駝草(積[草冠]々草 チイチイソウ)を燃やして水をかけ、燃やして水をかけ
それをくり返して作ると現地のウイグル人ガイドから聞く。
これはウイグル人がラグメンの細麺を作るとき使うと説明を聞く。
蘭州牛肉麺にも使われているという。
(小菅桂子:にっぽんラーメン物語、講談社α文庫)
この話をウイグル人留学生にして、ついでのとき棚灰を買ってきてほしい。
さらに駱駝草(積[草冠]々草 チイチイソウ)は私も現地で1本ぬいてきたので
その草かどうか確認するため、駱駝草(積[草冠]々草 チイチイソウ)も持って
持ってきてほしいと頼んだのである。
私のとってきたラクダ草
留学生の持ってきたラクダ草
なお、私の知っているウイグル人留学生は誰に聞いても、ラグメンを作るとき
カンスイは使わないようであった。したがって棚灰のことも知らなかったようである。
こちらのウイグル人留学生はラグメンを作るときカンスイを使わないようだと
小菅先生に手紙を書いて送ったら、いろいろなウイグル人がいるから
カンスイを使う人もいれば使わない人もいるだろうという返事をいただいたのである。