日本古来の建築のお手本は中国の建築です。
そういうわけで、奈良や京都の寺院や古い建物を見学するのには
中国の建築の歴史に関する知識があったほうが楽しめます。
もちろん中国で建物を見学するのにも役に立ちます。
私の研究室の留学生だった方東平氏からいただいた HISTORIC CHINESE ARCHITECTURE
という英語の本を、研究室の文献ゼミで読んでいます。
固有名詞なども英語で書かれてあるので、中国語で書かれた方がかえって読んで
理解できるのにと思ったりします。
たとえば Ming Emperor Chengzu, Changling はそれぞれ明成祖、長陵です。
大連理工大学建築卒業の留学生金英達さんが研究室に入ってきたので、
読める環境ができたから、研究室の学生諸君と読んでいます。
内容を理解するために、いくつかの中国建築の写真を紹介します。
やはり具体的な建築物を見ながらのほうが理解がすすむからです。
明の十三陵 明王朝の歴代皇帝の墓
北京にある明の十三陵参道の両側に石の動物が配置されている。駱駝(らくだ)でしょう。
北京にある明の十三陵参道の両側に石の動物が配置されている。こちらは獅子。
北京にある明の十三陵参道の両側に石の動物が配置されている。こうして見ると動物園みたいだ。
北京にある明の十三陵定陵の前で民族衣装と記念写真。
北京にある明の十三陵定陵 実はこの下が興味ある。
北京にある明の十三陵定陵の地下に入る。
北京にある明の十三陵定陵の地下墳墓。アーチ天井が印象的だった。
清の東陵 清王朝の歴代皇帝の墓 北京と天津の間にある。
清東陵地図
清東陵西太后の墓もある。建築史上とても興味ある遺跡。
清東陵雨とい
清東陵皇帝の道には龍がある。
清東陵地下墳墓
天安門
天壇公園 てんだんこうえん
天壇圜丘(えんきゅう) 皇帝が冬至、天に五穀豊穣を祈る祭壇 圜丘(かんきゅう)と書いている本もある。
天壇動物の形をした排水口、似たものはヨーロッパの教会にもある。
天壇反響する音を壁で聞く。
天壇祈年殿 春秋に五穀豊穣を祈る三層の円殿
天壇祈年殿 丸天井の建築で釘は1本も使われていない。
天壇皇穹宇(こうきゅうう) 歴代皇帝の位牌を安置する所。
大観園
大観園毛沢東も愛読したという「紅楼夢」の舞台
大観園「紅楼夢」は「源氏物語」に相当する。
大観園紅楼夢を再現しているため、池もある。
大観園主人公のイメージ
大観園この長編小説は「罪と罰」の3倍以上ある。