スリ・ヴィラマカリアマン寺院を見に
リトル・インディアの通りを歩いてきたのだが
後で気がついたのは、店とか建物の構造にシンガポールとしての特徴がある
ということ。
たとえば店先にこの写真のような立派な通路が必ずついている。
あの「サンダカン八番娼館」を書いた山崎朋子の本にも書かれてあったが、
シンガポールのチャイナタウンの店の軒先には屋根と柱が設置されていて、
裏日本の雁木作りのような構造になっていた。
(雪国なので、どの家も廂〔ひさし〕が深かった 砂の器)
裏日本の雁木作りの場合は豪雪地帯なので、雪をよけて住民が歩けるように
その構造となっているわけだが、
シンガポールの場合は、どうやら強い日差しを避けるのと、突然やってくるスコール
にも住民がその軒下に逃げ込めて雨宿りができるためらしい。
いずれ生活の知恵でできた構造であろう。
これは現地では五脚基というようです。
発音もゴカキ。
英語では five-foot way
(five-feet wayではないかと思うのだが、文献にはこう書いてある)
ラッフルズの都市計画で、
全ての建物の前面に覆いのある約5フィート幅の通路(five-foot way, covered walkway)を
設けることが要求されていた。
5フィートなら約1.5メートルだが、現在は幅2メートルが多いそうだ。
MRTの駅のあたりには、乗り換えのバスの停留所が必ずあるが
そのバス停留所と近くの建物を結ぶ通路にも長い屋根のついていることがある。
比較的屋根の長いバス停留所もよく見かける。
これらはやはり不意のスコールや強い日差しを避けるために設けられているのであろう。
日本で見た似たような風景。
これは幕張メッセの近くの長い屋根つき通路でした。バス停も兼ねていて、日よけや雨よけによい。
思わずシンガポールを思い出したのです。
北陸にも軒先の長い構造がよくあります。やはり雪対策でしょうね。
これは高岡で見かけたもの。
屋根つき通路
こちらも屋根つき通路
これは福島で見かけたもの。
屋根つき通路
こちらも屋根つき通路 ここは裏日本ほど雪はない。
青梅市昭和幻燈館にて
雁木のジオラマ
こちらその説明
高田に行ってきました。
「造り込み雁木」染と織 いまい
その通路部
二階部
「落とし込み雁木」高田小町
通路部
高田の雁木
高田の雁木
高田の雁木の雪下ろし
長岡の雁木
長岡の雁木
糸魚川の雁木
糸魚川の雁木
糸魚川の雁木
シンガポールのものに似ている糸魚川雁木
仙台だがシンガポールのものに似ている。 仙台 仙台 盛岡 盛岡 札幌 札幌
塩沢の雁木
塩沢の雁木
塩沢の雁木
塩沢の雁木
十日町の雁木
十日町の雁木
十日町の雁木の雪下ろし
直江津の雁木
直江津の雁木
直江津の雁木
直江津の雁木
直江津の雁木
栃尾の雁木
栃尾の雁木
栃尾の雁木
栃尾の雁木
栃尾の雁木
栃尾の雁木
栃尾の雁木
飯山の雁木
飯山の雁木
飯山の雁木
黒石のこみせ
黒石のこみせ
黒石のこみせ
弘前のこみせ
弘前のこみせ
弘前のこみせ
木造のこもひ
木造のこもひ(内部)
木造のこもひ
毛馬内の雁木 毛馬内の雁木 毛馬内の雁木 毛馬内の雁木 毛馬内の雁木 毛馬内の雁木 毛馬内の雁木 毛馬内の雁木
シンガポール国民の多数が住むHDBだが、1階はピロティ形式となっている。
ここは駐車場ではなくて、住民の公共的行事(結婚式や葬式)に使われるようだ。
あるいは、この空間で子どもたちが遊んでいた。
午後にはコンクリート製のテーブルに中高年の女性たちがおしゃべりに集まって
くる。彼女たちはおしゃべりをしたりトランプをして、夕食の準備をする時間
まで、ここですごすと書いてある本もある。
日本ならピロティ構造は神戸の地震でみられたように地震に弱い構造なので、
要注意の構造なのだが。そういえばシンガポールは地震荷重を見積もって設計して
いるのだろうか。
こちらも別のHDBで、1階のピロティがわかる。
2009.8 シンガポールで写してきた雁木
日差しよけのこの通路
所狭しと商品の並べられている通路
芸術的ともいえる通路
2階建に確保されている通路
こちらも
通路の角もこのようになっている
これなども芸術的といえる通路
歩行者は通ってよい通路
暑さをさけてバスを待っていた通路
買い物通路
実は両側の店の入口奥には通路が確保されている繁華街写真
商品によっては雰囲気が変わる雁木
シルク製品のならぶ通路
ヨーロッパのような通路
リトルインディアにもたくさんあった
野菜の並ぶ通路
八百屋
衣料品の通路
ここはインドだと感じる街角
建物と調和した通路
装飾品の店?
いかにもインド的な色彩の品
インド的な雰囲気の通路
ここも南国の通路
通路
食べてみたかったカレー店
美術品
宗教絵画
2009.11 広州にて(シンガポールの影響か) 雁木の町並み 通路の中