法隆寺宝物館
 東京国立博物館の法隆寺宝物館、ようやく新しくなって平成11年7月20日開館。

聖徳太子像(しょうとくたいしぞう)
お札のモデルにもなった聖徳太子の画像。
3人の真ん中が聖徳太子。
唐時代の人物画の服装をしているということは、後の人が唐代の絵を
手本にしたのだろう。遣隋使を送ったから、太子は唐より前の時代の人。
聖徳太子(574?−622) 618 隋に代わって唐成立

八重鋺(やえまり)
お椀を重ねてしまえる。これは、あのマトリョーシカの原型?
もっとも、マトリョーシカも日本の静岡の玩具がヒントだったという。

灌頂幡(かんじょうばん)
幡は仏堂の天蓋や柱、境内に立てた竿の先にかけて用いられた荘厳具。
中尊寺にもおなじみ。

光背(こうはい)
金銅仏(金メッキをした銅の仏)の光背。
光背は後光がさす、あの後光のことでしょう。

伎楽面(ぎがくめん)
伎楽は、大型の仮面をつけ、寸劇を交えながら、音楽とともに
野外を練り歩く仏教儀式。7世紀前半に百済から伝えられたといわれる。

竜首水瓶(りゅうしゅすいびょう)
形や装飾デザインに古代ペルシアと唐代中国の交流の深さが感じられる。

聖徳太子絵伝(しょうとくたいしえでん)
聖徳太子の一生を絵物語にしたもの。大きな障子(屏風)に
いろいろなエピソードが描かれて
古文を読む能力がないと、とても読み切れない。
解説がないとほとんど誰も理解できないだろう。

宗教のページの始めに戻る。