7年前に打ち上げられて、3億キロメートル離れた
小惑星「イトカワ」に着陸
そして、砂のサンプルを持ち帰ることが期待されている。
ロマンがあるのは、エンジントラブルや通信の不具合で
宇宙で行方不明になっていたのが、
奇跡的にコントロール出来るようになったこと。
衛星自体は大気圏突入で燃え尽きてしまうが
サンプルのカプセルはちゃんと届けてくれそうだ。
「イトカワ」由来の糸川英夫先生は一式戦闘機「隼」にかかわる。
小惑星「イトカワ」(1998 SF36)は平成10(1998)年9月26日
マサチューセッツ工科大学(MIT)リンカーン研究所・地球接近小惑星研究プロジェクト(LINEAR)が発見。
当時の宇宙科学研究所(現JAXA宇宙科学研究本部)が
小惑星探査機「はやぶさ」の探査の対象であるこの小惑星1998 SF36に
日本のロケット開発の父である故糸川英夫博士の名前を付けてもらうよう
LINEARを通じて国際天文学連合に提案し、平成15年8月に承認された。
http://www.jaxa.jp/press/2009/03/20090303_itokawa_j.html
小惑星探査衛星「はやぶさ」
鳥のハヤブサのように、小惑星イトカワにさっと寄って、ぱっと岩石を採集して
帰ってくるその勇姿。
また、小惑星イトカワの名のもととなった糸川英夫が
太平洋戦争の時期に「隼」という飛行機を開発に参加したこと。
さらには、かつての宇宙科学研究所の若手職員(的川先生を含む)が
東京から鹿児島の内之浦のロケット打ち上げ台まで行くのに
寝台特急「はやぶさ」を使っていたこと。
これらのことから、最終的に「はやぶさ」で落ち着いた。
http://sci-tech.jugem.jp/?eid=54