函館にある南部坂
18世紀後半以降、東方へ進出してくるロシアに対し、
幕府は蝦夷地周辺の警備を東北諸藩に命じた。
盛岡藩は 箱館(現在の函館)からホロベツ(現在の登別)
までの海岸一帯の警備にあたり、箱館に拠点となる陣屋を、
室蘭に出張(でばり)陣屋を置いた。
また領内の長い海岸線の警備も必要となり、番所や砲台を
整備し、藩兵を増員したため、藩財政は悪化した。
蝦夷地警備図
(もりおか歴史文化館を参考とした)
蝦夷地出兵
(加藤章ほか:よくわかる盛岡の歴史、東京書籍)