学生の授業評価

人文社会科学部で、全学共通科目に関する学生のアンケートをとってまとめたもの
を入手しました。
私だけ見てはもったいないと、私の学科の3年生にも見せました。
そうして、彼らの感想を聞きました。以下にいくつかを紹介します。

全体的にみて、講義に何らかの不満を持っている人が大半のようだ。
私語が多いかという問いに対して、そうは思わないという回答が大半をしめていたが、
私はそう思わない。私のクラスは私語が多いと思う。私語が多いと、講義をする
教官の気分も悪いだろうし、真剣に講義を受けている学生にもめいわくがかかる。
アンケート結果は自分の意見と一致する項目が多々ある。
教官の声が明瞭でわかりやすいという点では、最近マイクを使う講義が多くなった
ことと関係があると思う。
黒板の字がややわかりずらいという人が多かったが、私は黒板の字はわかりずらいと思う。
黒板の字がわかりずらいと、それにともないノートもとりずらくなる。
このようなアンケートを参考にして教官は質の良い講義をめざし、
学生はもっと意識の改善をおこなうべきである。
この資料を見ることができてよかったと思う。

高校までは勉強をやらされているという感じだったが、大学は自ら勉強をやる
という感じなので、やる気のない人は欠席がちになるというのが、出席度の
アンケートからわかる。
講義で出欠を取らないということになったら、なおさら「欠席していいや」という
気持ちになる。
講義内容に興味をもったと答えた回答が半数もいないので、もっと興味をひく
講義が、一般教養科目の中であったほうがよいと思う。
専門科目は、自分が興味をもってその学科に入ってきたのだから、興味を持って
あたりまえだが、一般教養科目は違うので、もっと興味を持てるような
講義があってもいいと思う。

アンケート結果をみると、自分の努力が足りないために授業が理解できない
という回答が多くあった。教官の説明が悪い、声が小さい等の原因もあるが、
やはり内容が理解できない一番の原因は自分にあることを自覚しているようだ。
どのような成績のつけかたをしているか学生に明確にすることも、多くの学生が
望んでいる。シラバスに成績評価の方法が書いてあるが、もっと明確にする必要が
あるだろう。それによって勉強の仕方も変わるし、意欲が出てくるのではないか。
私は小テストをしてその成績で成績をつけるのが一番よいと思う。
1週間後にもう一度それを復習するのが一番頭に残るし理解しやすい。
アンケートを取るということは、その結果に応じて、よりよい方向に大学を改革
しようとするあらわれなので、とてもよいことだと思う。