白神姫と白龍伝説のある廻堰大溜池(愛称「津軽富士見湖」)は人工の堤防の長さ日本一。 四代目津軽藩主信政が堤防を築いて用水池にしたのがその始まり。 昭和16年から県営事業として築堤工事に着手し、その後国営工事に切り替えられ、 昭和35年に現在の堤防が完成されたその津軽富士見湖畔に掛けられたのが、鶴の舞橋。 開通は平成6年7月8日。橋長三百メートル、幅員三メートルの歩道橋で、 三つの太鼓橋のあいだに屋根付き休憩所(ステージ)が二つあり、 太鼓橋の中央が最もアーチがきつい。鶴の舞橋の欄干柱の数は百十本あるが、 柱頭部は鶴の装飾をした銅板がかぶさっている。また、欄干に設けられた照明器具は、 あたりが薄暗くなった日没から夜九時まで、緑色のライトを用いて夜間はホタルが 飛び交う光景をイメージし、優雅な木造橋が湖面に映し出されるよう演出されている。 橋の向こう側には富士見湖パーク、こちら側には丹頂鶴自然公園、橋のお隣りには、 県母子休養センターはるか荘や国民年金保健センターつがる富士見荘などがあり利用できる。