安倍晴明 あべのせいめい

921−1005(本当?) 平安中期の陰陽家。系図によると、先祖は8世紀はじめの右大臣阿倍御主人(あべのみうし) といわれる。 天文道・陰陽道を学び、名声きわめて高く、天皇や貴族の陰陽道諸祭や占いに従事した。 その占の能力についての神秘的な伝説は、たとえば「今昔物語」には、老僧との術くらべ に勝った話が載っている。 浄瑠璃・歌舞で、「信田妻」という作品がある。 これは(命を救われた)人間との間に子どもを産んだキツネ葛の葉の話。 それは、陰陽師安倍晴明の出生にまつわる伝説である。 つまりキツネの産んだ子供が安倍晴明。 晴明の童名の安倍の童子は、安倍野(大阪市内)に育った童子という意味。 この地に安倍野童子といわれた下級陰陽師たちの集落があったのではないかと言われている。 安倍野の近くの信太森(和泉市内)の聖(ひじり)神社には、末社に葛の葉社があるとか。    安倍晴明  921−1005    藤原兼家  929−990    藤原道長  966−1027

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