七福神


ネットでしばしば話題になるから、
ここにメモしておきましょう

七福神のメンバーについては、実は色々な説があるらしい。
まあ普通は
恵比寿 大黒 毘沙門天 弁財天 布袋 福禄寿 寿老人
でしょうか。
柴又や谷中にも、まとめて参拝できるように配置されていますね。

・恵比寿
これは日本神話に出てくる海彦山彦の山幸彦のことという説や
大国主命の子の事代主命(ことしろぬしのみこと)という説や
他の命という説がある。  真剣に考えると悩みそう。
鯛と釣竿を持った姿は、暴利を貪らず、お客さんに親切な商売繁盛の神。

・大黒天
インドのシヴァ神が起源なのに、今では頭巾をかぶり打出の小槌を手にしている。
さらに発音が同じ大国主命と習合されてしまっている。 豊作の神。
庚申信仰では青面金剛と猿田彦が祭られることが多い。
そもそも、青面金剛と猿田彦の習合は比叡山延暦寺が作ったらしい。
最澄が比叡山に入山したとき、大黒天が大師の前に現れ、我はこの山の守護と
ならんと言う。当山には三千の衆徒がいるが大黒天は日に千人しか扶持できない
ではないかと問い返すと、大黒天は三面六臂となって現れたという。
(この話は、大黒天が釈迦に、末法の衆生がわが身を木像に刻み祀れば、日々千人
に福徳を授けると誓ったという「大黒天円満陀羅尼経」に出ている話が基である)
この三面大黒が青面金剛のことであるらしい。

・毘沙門天
四天王の中の多聞天のこと。 毘沙門天は戦勝の神。
 四天王は須弥山の頂上に住む帝釈天に仕え、その中腹で仏法を守護している。
 メンバーは下記のとおり
  持国天 東方を守護する。
  増長天 南方を守護する。
  広目天 西方を守護する。
  多聞天 北方を守護する。毘沙門天ともいう。
   なお、帝釈天が須弥山から下界に降りて変身し、2体に分かれ金剛力士(仁王)となったという。

・弁財天
紅一点 弁天様のこと。 インドの水の神。
弁財天は、インドの三大神の一人ヴィシュヌの妃サラスヴァティーだったという。学問・財福の神。

・福禄寿と寿老人
福禄寿は中国の道教にある南極星の神。
寿老人と福禄寿は同体異名である。
つまり同じものなのに時と場所で名前を変えるらしい。
長寿の神。

・布袋
中国唐代末に実在していた僧。 いつも大きな布の袋を持っていた。
福徳の神。 中国では弥勒の化身とされている。 
だから、中国では布袋様が弥勒菩薩。

これらは世界から来た神様で、
ほとんどすべての神様を受け入れるという
いかにもおおらかな日本人の性格が反映されています。
大黒天 毘沙門天 弁財天  インド出身
福禄寿 寿老人 布袋    中国出身
恵比寿           日本出身