【糖質 グルコース】 むずかしい話はおいておいて、私の理解したところによると デンプンはグルコースが集まってできた大きな糖質。 植物は糖質をデンプンという形にまとめて蓄えている。(小銭ではなく1万円の札束でタンス貯金。あるいは銀行に定額貯金) グルコースは大切なエネルギー源なので、すぐエネルギーとして使わないときは、人間はグリコーゲンとして肝臓に蓄える。 血液の中のグルコースを血糖と呼ぶ。(1万円札でなく、コインあるいは野口英世のお札。つまり使いやすい。すぐなくなっていく) まとめ 植物は糖質をデンプンで貯蔵し、動物はグリコーゲンで蓄える。 【脂質】 脂質:脂肪(エネルギー源)、リン脂質、コレステロール 脂肪は腸で消化されても、不完全に分解され、食べた食品に特有の臭いが体臭の原因となる。 魚を多く食べる日本人は、汗の臭いも魚の脂肪の臭いとなり、欧米人には魚臭く感じる。逆に、肉類を多く食べる欧米人の体臭を、日本人は敏感に感じる。 リン脂質とコレステロールは体の成分として重要である。 コレステロールは卵黄やイカに多く含まれている。コレステロールにはカロリーはない。スジコやキャビアにコレステロールは多い。イカをたくさん食べても血液中のコレステロールは増えない。 コレステロールを体外に排出させる善玉コレステロールと内臓にコレステロールを運び込む悪玉コレステロール コレステロールは細胞膜の重要な成分であり、ステロイドホルモンや副腎皮質ホルモンの材料でもある。 動脈硬化症や血栓をつくりやすい人は、コレステロールをとりすぎないようにしましょう。 脂肪のエネルギーは1グラムあたり9キロカロリーで、糖質や蛋白質は1グラムあたり4キロカロリーである。脂肪はエネルギー効率が高い。肥満の原因 【蛋白質】 体の筋肉やホルモンや酵素などを構成している大切な成分。 毎日(古い組織は壊され)新しく作られる。 だから、毎日一定の蛋白質をとらないといけない。 しかし、蛋白質をとりすぎても、体の筋肉組織とはならずに脂肪として蓄えられる。 筋肉を隆々とさせたいと、過剰な蛋白質をとったり、アミノ酸や蛋白質の錠剤を飲むのはムダである。 また、蛋白質の多く含まれる肉や魚には同時に脂肪も多い食品もあるから、とりすぎると肥満の原因となる。 焼肉の食べ過ぎはよくない(?) 糖質や蛋白質はとりすぎると、余った分が脂肪に合成され、肥満の原因になる。 ・脂肪をたくさんとれば、体に効率よく脂肪がつく。 ・糖質は少しとれば元気が出るが、とりすぎると脂肪になって体重が増える。 ・蛋白質も体の細胞を作るのに必要だが、とりすぎると脂肪に変わり体重が増える。 【ビタミン】 ・水に溶けるビタミン ビタミンB ビタミンC ・油に溶けるビタミン ビタミンA ビタミンD ピタミンE ビタミンK ビタミンが不足したらどうなるの ビタミンA 夜間視力障害 眼球乾燥 ビタミンD くる病(幼児) 骨軟化症(成人) ビタミンE 貧血 ビタミンB1 脚気 ビタミンB2 口腔内炎症 ビタミンB6 貧血 ビタミンC 壊血病 ビタミンの多い食品 ビタミンA 肝油 牛乳 バター チーズ 卵黄 ビタミンD 肝油 ビタミンE 植物油 緑黄野菜 ビタミンB1 レバー 胚芽 大豆 ビタミンB2 牛乳 レバー 卵 ビタミンB6 胚芽 肉類 大豆 ビタミンC 柑橘類 トマツ キャベツ 茶 食物繊維は、栄養素というよりは病気を予防するという点で重要である。 食物繊維をとるには、レタスやトマトを食べるよりは、海草やきのこ類をとったほうが効率的である。 酸性食品、アルカリ性食品とは、食物を焼いてできた灰の酸性度を調べたもので、100年前のデータだから、もはや時代遅れ。 アルカリイオン水を飲んでも胃の中で、胃酸のために中和されてしまう。アルカリ性食品を食べても体がすぐアルカリ性に傾くわけではない。 塩分のとりすぎで高血圧になる人は全人口の3割。減塩よりも食生活の方が大事。 いちど体に蓄積された脂肪を減らすには、無理な食事制限をするよりは、運動する方が効果がある。