シナブロ:「知らぬ間に少しずつ」
アン・ヨンヒ 「シナブロ」 小学館

村上龍のメールマガジンに載せた記事を本にしたもの。
各エッセイは2〜3ページ。

韓国にも援助交際がある。 相手が未成年者だと、 3年以下の懲役もしくは約200万円以上罰金という法律が 2000年7月にできた。 出会い系サイトもはやっているという。 白手とはフリーターのこと。不景気で失業者が多いから。 白鳥は定職を持たない女性をさす。例として家事手伝い 韓国のパクリは有名  泥だらけの純情 → 裸足の青春  東京ラブストーリー → 嫉妬 1999.3からスタートしたドラマ「青春」は「ラブジェネレーション」そっくりで、抗議の電話が多く 盗作はやめようという声高まる。 韓国の大統領は、在任中は華々しいけれども、任期を終えてからの姿があまり良くない。国外追放になったり、お寺に軟禁されたり、はたまた死刑囚になったりと 国民としては、なぜこんなことになってしまうのかと思うほど理不尽なことが多い。 「花無十日紅(花が紅く咲いているのは、せいぜい10日くらいという意味、権力の虚しさ)」 というが、落ち目になった人は見るに忍びない。 9月11日の同時多発テロはショックだった。 テロをしくんだのがオサマ・ビン・ラディンだとしたら、 彼はたくさんの無実な人をテロに巻き込んだのだから罰せられなければならない。 もっとも 安重根(伊藤博文暗殺者)やユン・ボンギル(上海で天皇誕生日祝典に爆弾で陸軍大将白川義則を死亡させ、公使重光葵他数名を負傷させた) など韓国で義士と呼ばれ英雄視されている人たちも 日本にとってはテロリストではなかったか。 それぞれの思惑の中で、テロを起こし、それが戦争に広がる。 どんな理由においても暴力は暴力を産むだけなのだ。 相手側の立場になって考えることができれば、お互いに憎み会うこともないかもしれない。 韓国人は、IMF(国際通貨基金)からお金を借りることになった1997年12月3日を「第二の国恥日」としている。 「第一の国恥日」は、日韓併合の調印式が行われた1910年8月29日である。 女性は50代になると、整形をして美人だった人も元々綺麗だった人も、ブスだった人も同じようにシワができて美貌が関係なくなる。 60代の女性は学歴があってもなくても無知だと思われる。 70代の女性は、夫がいてもいなくても同じようになる。 ケジャン 生のワタリガニをコチュジャン(唐辛子の韓国味噌)ベースのソースにつけたもの。 焼肉屋の突き出し。 2000.8.22 ワタリガニの甲羅と足に鉛を挟んで売った輸入業者が逮捕された。カニを重くするため鉛が使われたようだ。 それから検査体制が見直され、中国産冷凍ワタリガニから鉛の破片が大量に発見され、中国から輸入するワタリガニに対して金属探知器検査が実施されるようになった。 チリ産エイの一部からは、腹の中に石が入っているものが発見された。 他にもお腹の中に3キログラム以上の水を強制的に入れ、急冷させた中国産エイや、えらから砂を入れた中国産イシモチも大量に流通されているが返品できないらしい。 −−−− インターネットで この本の在日者による批評を見つけた。 以下の3つが面白いという。 イ・パクサ(李博士)。 お客のリクエストに応え何でも歌えるから博士と呼ばれた。 来日して電気グルーブが取り上げ有名になったが、彼の歌う ポンチャック(演歌)は韓国では若者に馬鹿にされている。 が日本で認められたので、日本からの逆輸入の形で若者の間で大人気、 とはわからぬもの。 アイドル歌手の(プライベートの)エロビデオ流出 この歌手本人が「この苦しみは誰にもわからないでしょう!」と 記者会見で泣き崩れていた映像は、日本のニュースでも流れていた。 日本なら売名行為になりそうなことだが、韓国では許されぬこと。 この歌手をいれて、韓国には被害を受けた女性が二人いるという。 二人のうちのどちらかは知らないが、その1本を見た著者は 「ああ、これは確かにいかんだろう」と思った。 終始、女(そのアイドル)のほうが積極的だったから。 そしてそのアイドルがベッドでタバコを吸っているのも、いかにも 「あばずれ」の印象を与える。 同性愛者のカミングアウト 「韓国の芸能界である男性タレントのカミングアウトが話題になった。 主人公ホン・ソクチョンは、なよなよした感じで、坊主刈りの頭と奇妙に大きなメガネがトレードマークのタレントだった。しかし実生活までが そうだとは誰も予想しなかった」 彼はカミングアウトしたら仕事を干され、人権団体や同性愛者団体がこれに 強く反発し、社会問題となる。 日本ではホモキャラ(ゲイを含めて)は昔から市民権を得ている。その代わり、日本では人権感覚も問題意識もゼロ(厳しい指摘)。