画像8 ウォンモク橋
忠清南道 有形文化財 第10号
位 置 忠清南道 論山市 チェウ面 ヤハ里193−2
形 式 眼鏡橋(長さ16m、幅2.4m、高さ2.8m)
ウォンモク橋は 論山―江景間の国道から南方に、バンチュク川の堤防沿いに
1kmばかり行くと、国鉄の湖南線近くで東西に架かっている眼鏡橋である。
全羅道と忠清道を結ぶ街道をつないでいた橋で、現在は廃橋となっているが、
その昔は人々の往来が大変多かった場所である。橋の附近には旅籠もあって、
疲れた旅人が休息したもので、ウォンモクと言う地名も、簡易駅とキルモク
(街道の要所)と言うところに由来している。
いつ築造されたものか記録はないが、1728年に江景のミネ橋を架設した頃
と同じ年代と見られる。橋の横にある碑文には、洪水で壊れた橋を、朝鮮
光武4年(1900年)に僧侶4名が村人と共に再建したと書かれている。
橋の規模は(・・上記・・)3アーチの眼鏡橋であるが、中央のアーチが
若干高くなっている。頂上部のチョン石(アーチの最上部の石)両端に
龍頭を彫り、アーチ間の隙間はチ(治?)石と雑石を混ぜて埋めている。
通行路には突起のある10個の長大石を(突起が)外側になるように敷き、
その突起に両側の境界石を差し込んで固定させている。