韓国の橋


ソウルで入手した韓国の橋の本
白兎山人さん訳

画像5 烏鵲橋
 位  置  全羅北道 南原市 広寒楼内
 築造時期  朝鮮 宣祖王時代(1582)
 形  式  眼鏡橋 幅 2.8m 長さ 5.8m
元来烏鵲橋は伝説上の橋で、牽牛と織女が七夕の日(陰暦七月七日)、東西で一年に
一度逢う時、カラスとカササギが天の川に集り、お互いのからだで作った橋である。
南原の烏鵲橋は、古代小説「春香伝」で春香と李道令が愛を交わした場所としても有
名な広寒楼の池にある橋で、宣祖王の時、ソンガン チョンチョルが広寒楼を補修し
、池と、伝説上の三神山である、ヨンジュ(漢拏山)(ハルラ山、済州島の休火山・
・訳注)ポンネエ(金剛山)パンジャンサン(智異山)を表す三つの島を造った。こ
の池は天の川の象徴であり、楼閣は従って天上の建物として表現され、池には天空に
流れる青い玉流水を引き入れた。そして天の川を渡る烏鵲橋は牽牛と織女の伝説を形
象化した、四つのアーチを持つ眼鏡橋である。このような構築物は天のチョギョン(
造形?)を一層発展させるものとして、広寒楼象徴物中、最も重要な構成源となった。