中国料理の調味料


醤油
 製法は日本のものとほぼ同じであるが,味はやや異なる。
 紅焼と名のつく料理は調味料として醤油を用いる。 
豆鼓
 大豆,小麦粉,塩,こうじでつくる。日本の浜納豆(あるいは大徳寺納豆)に似たもの。
魚醤、肉醤、蝦醤
 材料にこうじを加えて発酵させたもの。日本の塩辛に近い。
 発酵後の上澄みを調味料として用いる。
乾醤
 乾黄醤ともいう。大豆と小麦粉,塩でつくり,日本のみそに当たる。
蚕豆醤
 大豆の代りに蚕豆(ソラマメ)を使った醤油。
豆瓣醤
 豆瓣辣醤,豆板醤ともいう。ソラマメ,トウガラシ,塩でつくった
 辛いみそ。
甜麺醤
 小麦粉と塩だけでつくる。甘味があって,北京ダックを食べるときの
 みそ。
沙茶醤
 潮州料理を代表する調味料で,肉料理,しゃぶしゃぶのたれ
 にも使う。
腐乳(ふにゅう)
 豆腐を塩で漬けたあと,大豆こうじ,砂糖水を加えて漬けこんだもの。
食醋
 酢のこと。
香糟
 酒粕のこと。中国南部でよく用いられる。