ドイツのリサイクル

ドイツのリサイクルは、天下一品

私がドイツに来てしょっぱなに失敗したこと。
からの1.5リットルのジュースのペットボトルを
プラスチック用のリサイクル袋にすてていたことです。
リサイクル用の袋だからあってるはずですよね。

ところが、ドイツのリサイクルってそんなもんじゃないんです。

ペットボトルなんかは、消毒かなんかして20回くらい使い回しするのです。
ジャムやヨーグルトのびんなんかもそうだし、ミネラルウォーターの瓶も
会社が違っても同じ形をしていて、やっぱり使い回してるんです。

ひと昔前、日本でもコカ・コーラの1リットルの瓶を20円くらいで、
回収していたことがあったようなこと、知っていますか?

あれを、ドイツ国民全員が、徹底してやっています。お店の方も、もちろん瓶回収
コーナーが、で?んとあって、スムーズにお金を返してくれます。
(買ったお店でなければならないということは、ないみたいです。)

あと、瓶代(プファンドと言います)の無いものは、地域ごとに押入くらいの大きさの
コンテナが広場とかに設置してあって、透明瓶・
クリーン系の瓶・茶系の瓶に分けて投げ込むようになってます。

そのほかの分別ゴミもほぼパーフェクトと言って良いと思います。純粋に紙は、
パピア用の冷蔵庫ぐらいの大きさのコンテナにストックしていきます。
このコンテナは、各家庭または、アパートごとに備えられています。
(多分有料と思うけど)

それと、さっきのリサイクル用の袋( これは、無料)には、ヨーグルトやマーガリンの
プラスチックの容器(わたしは、洗って入れてるけど?)や空き缶、牛乳や
ジュースの紙パック、そのほかのビニール製のものやプラスチック製のものを入れます。

あとは、パピア用のコンテナよりひとまわり小さいコンテナ(地域によって色分けされ
てるらしい)に、どうにもならないゴミを入れます。
私の場合、どっちかな?と迷ったときは、いつもこれにいれるので、すぐ、
いっぱいになってしまいます。

回収の作業もとってもスマートで、各自がコンテナを回収車のくる通りにだしておくと、
中身だけ回収していってくれるのです。

紙とプラスチックなどのリサイクル用品は、月に1度、どうにもならないゴミは、
二週間に1度と、それと交互にBIO用(枯れ葉や生ゴミなどの土・肥料へのリサイクル)
のコンテナが二週間に1度。

コンテナには、コマが付いてるのでゴロゴロところがして運びます。

回収車も、コンテナバケツをステップに乗せると自動的にひっくり返る仕組みになって
いるので、作業員もらくちん。

見た目も、「あっ今日は、ゴミの日だったんだな」って思うくらいで、全然美観を損なう
ことは、ありません。

前夜から出しておいても、犬や猫がつつくこともありません。

わたしは、ことゴミ回収と、リサイクルに関しては、ドイツは、すごいと思います。

そして乾電池・・・日本では、どうしていますか?(私、知らないんです。)

ドイツでは、乾電池は、絶対に他のゴミといっしょにしてはなりません。

私の失敗談その2ですが、壊れたおもちゃに、電池が入ったままになっていて、それを
ポイと気にもとめずに捨てていたのを大家さんに見つかって、夫の会社経由で、
こっぴどくしかられたことがあります。

それはそれは、厳しい注意でした。

うるさいだけあって、どこのスーパーでも、たいてい入り口とかに電池の回収BOX
なるものがあって、その徹底ぶりについても頭があがりません。

ゴミの行方についてはわたしには、わかりません。

そして、もちろん日本以外の国のことは、知らないことなので、このドイツのシステム
が世界一かどうかなんて言えませんが、やはり日本のゴミ処理システムは、
遅れをとってしまってるとおもいます。

なによりも、ゴミの絶対数が、ドイツの数倍は、多い気がします。

また、一人一人の認識のちがいというものも大きいと思います。ドイツ人は、本当に
小さいときから環境保護について、ことあるごとに教えられているようです。

ゴミ問題、そしてリサイクル、さらには環境保護問題に歴史の重さを感じました。
  (ちゃちゃみさんのHPから引用)