パンを共に食べることが、中世ヨーロッパでは家族や共だちになることを 意味していた。
コンパニオンという言葉は、ラテン語のクム(共に)とパニス(パン)の意味が 合わさった言葉で、つまり、「パンを共に食べ合う仲間」のことである。 それが家族であり、本当の仲間だったわけだ。
教会では今日でもパンを共に食べ合って神と一つになり、また信者同志 がむすび合いをたしかなものにしている。