私の部屋
私はドイツ人の家で部屋を借りていたのです。学生寮にいた年輩の先生は、
若い学生が夜中まで騒いでうるさくて眠られない、とよくこぼしていました。
そういう意味では静かな住居を提供してくれた財団には感謝しないと
いけないと思います。(この2ヶ月の語学研修の費用は全部財団負担)
ドイツ人の家庭の1部屋を貸してもらったわけです。
語学学校の宿題をしたらほとんど寝るだけの部屋。
主婦の管理がいきとどいていました。
隣は台所です。この家族の主婦の父親が隣の部屋に住んでいて、この人と私しか
使いません。典型的なドイツの台所で、いつもきちんとなっていました。
私の使わせてもらっていたシャワーです。夏だから、これで十分でした。
ドイツの住宅は町中では多数の家族が住む集合住宅です。
表通りに面している窓には花が飾られています。間違っても、洗濯物を干してはいけません。
もし洗濯物を干したなら、すぐ回りのドイツ人が飛んできて注意をするそうです。
ただし、住宅はコの字型(あるいはロの字型)になっていて、裏側の方は通りに
面していないから、洗濯物などを干すことができます。
私の住んでいた集合住宅を横から見た写真です。
コーラの広告料を受け取っているのでしょうか。左手が実は中庭になっていて
この建物に入るのに、中庭の面した壁の入口から鍵を開けて入ったと思うのですが。
記憶があやしくなっています。ともかく、住民でない他の人間は、この中庭に
入られなかったと思います。
この写真は裏側の写真です。中央の窓が私の部屋の窓です。
細いロープが張り渡してあって、そこに洗濯物をかけられます。
この写真にタオルをかけてあるのが私の洗濯物。よく落として下のロープに
ひっかかっているのを、家主の主婦に机の上にメモを書いて、あとで届けてもらいました。