小テストの成績がよい者は最終試験を免除するという方式は、勉強する励みとなり
評判がよい。反面成績が悪く途中からあきらめた学生には人気がない。
しかし、最終試験さえよければ成績が優になるチャンスはあるのだから、そのことも
よく説明しておこうと思った。
よく理解できたこと
応力(応力度)、トラス、たわみの計算、不静定次数、最小仕事の原理
あまりよく理解できなかったこと
モールの定理、カステリアノの定理、仮想仕事の原理、バネ支承の梁
トラスの節点法は理解したのに断面法は難しいという者、カステリアノの定理
(最小仕事の原理)は理解したという者と難しいという者がいる。仮想仕事の原理
は一般に難しいととらえられている。
小テストの解答が見たいという声が多かったから、今年はホームページに解答例
を載せたのだが、ホームページで見た者は少なかったようだ。
画像を見るのに時間がかかるようだ。
私の声が時々聞こえないという者もいた。マイクは2階の21番教室と同調することがある。
私語がうるさい場合もあり、私語は迷惑であると書く学生もいる。
たまにはイエローカードを使ってみようか。
教科書については、わかりやすい、橋の写真が楽しいという回答がある反面
間違いがあるから直すことを求めている回答もあった。
演習書については、解説が丁寧でわかりやすいというものもあるが、問題によっては
ヒントや解説が不足しているという回答もあった。
教科書の不備な点は、教室で補足説明するとか、訂正については
HPに載せて徹底させる方法もとるようにしたい。
次年度は説明の不足している問題はどれで、どのくらい説明を増やしたらよいか
具体的に質問してみよう。
不静定の問題はやはり難しいようで、自宅での勉強の必要性を感じていたようだ。
しかし、その割にはちゃんと勉強していると答えた回答は少ない。
この講義の復習として自宅で1週間に何時間勉強しているか聞いたら、
0時間 7名
1時間 17名
2時間 8名
3時間 4名
5時間 1名
だった。ここの学生の学力にもよるが、毎週2〜3時間の復習が望ましい。
電子メールは使える者が50人くらい。今年から情報処理は必修だし、
連絡や質問に使うため、前期から希望者に教えた。
そして、課題の提出も電子メールで受け付けたので、よく使う者はちゃんと活用したようだ。
電子メールで作文を提出させたり、学生のメールにいちいち
返事のメールを書いて送ったのは好印象であった。これは続けるべきであろう。