構造力学 1年生のアンケート

恒例により半年の講義の最終回に無記名アンケートをとりました。 その紹介です。 2009.1.29

講義室を遅刻者は入室させないよう、9時になったら
ドアを閉めています。
このことを積極的に賛成する者は多かったのですが、今回やはり
3名ほど閉めない方がいいという回答がありました。
閉めても閉めなくてもどちらでもよいという回答は6名でした。

あとは閉めることに賛成な回答です。
家が近いのに遅れてくるのはおかしい。家の遠いほうが時間通りに来ているのに。
時間を守るのはよいことだ。遅刻者を戒めるのによい。
遅れないで来ると講義に集中できる。
今年もやはり、正論が多かったのです。(全回答数は52でした)

 

毎回行う小テストについて質問しました。
小テストを良いと答えたのは48名で、勉強する励みになった、小テスト成績優秀者の最終試験免除というのが良かったというものもあります。
否定的なのが4名で、難しいからで良くなかったというのは2名で、あとは模範回答が欲しかった、勉強したことを次回に出題してほしいというものです。
しかし、この科目は毎回独立したことを学ぶのではなく積み重ねる内容ですから、後に行くほど前に学習したことが必要になるのです。
全部ではありませんが、ホームページに模範回答を載せることもしてみました。

 

教科書についてわかりやすいかどうか質問しました。
一人で読んでもわかるはずですが、教科書を読んで勉強して
理解できて良かったとする回答の他に、言葉の定義がよくわからなかったとか
文章ばかりで読みにくかったという回答は、やはり現代学生の気質なのでしょうか。
今の学生は文字が少なくて絵が多い本を読むのがわかりやすいと歓迎する傾向がありますが
社会に出て仕事をするときは、そんな本は少なくて文章だらけの資料を読まなければならないことが多いと思います。
どこが大事かめりはりをつけて記述してほしいという注文もありましたが
まあみんな大切なわけです。もし、そういうことだったら教科書はそのままにして
試験の前に、こことここが今回は重要だよと言ってあげたらいいのかもしれません。
詳しい説明がほしいという人には、それでは値段が高くなるよと答えたいですね。

 

この構造力学の復習を毎週何時間しているか質問しました。
個人差があり0〜3時間とまちまちでしたが、
大学の標準「1時間の講義を受けたら家で2時間勉強する」にしたがって
2時間勉強すると回答した人は6人、1時間勉強という回答は24名、30分以下が8名、はなはだしいのは全然勉強しないというのが8名でした。
天才でもない限りこれでは学力がつかないはずです。もっと勉強しましょう。

 

ホームページを見せたり、旅行の話や、就職の話や、学生生活のトラブルなど
私の雑談については、ためになった楽しかったと肯定的な感想が多い中に
そういう話は聞きたくなかったと回答したものも1〜2名ありました。
この種の感想はさまざまで、雑談せずに講義だけというのは心理学からも疲れるから息抜きを入れるための雑談でもあるのですが。
私の人生経験にもとづいて、こんな話は将来役に立つのではないと思うものを話しているのでした。