学生部長よりの国立大学の就職状況分析

大学の二極化がはげしい。 学生の二極化も問題である。負け組み学生の大学での人間教育が望まれる。 企業が期待する専門性、コミュニケーション能力、情報処理能力をできるだけ 大学教育で施すことが望ましい。 インターネットによる活動が増え、学生の動向がつかみにくい。 就職の早期化が加速し、学事日程に多大な影響を及ぼしているから、これ以上の 早期化は避けるべきである。 女子学生の就職はきわめて悪い。 就職をあきらめてドロップアウトしたり、本来大学院志望でないのに進学する学生が でてくるから、見かけ上内定率が高まる。しかし、これは問題の先送りである。 インターンシップを在学中の教育と考えるか、就職とのからみで考えるかが不明確である。 企業がインターンシップを続けるためには「教育・無報酬・就職との切り離し」の原則をもう少しゆるめたほうがよい。