フーリエ変換・ラプラス変換 平成15年度 応用化学科3年生 感想文 2002.7

恒例の感想文 (最後の時間に無記名で書いてもらう) ・いつも11時半に終わるのは大好評(昼食時間の確保ゆえ)。 ・3回の試験で成績をつけることは、おおむね好評。 ・試験が難しかったという声がかなりあった。 ・部分点がほしい(本もノートも見て良いので完全にあっていないと点数はあげないのです)。 ・フーリエ級数はむずかしかったが、ラプラス変換はそうでもなかった(こういう感想が多かった。中にはラプラス変換がむずかしいと書いている者もいた)。 ・フーリエ級数やラプラス変換の応用例が知りたいという声も(講義の中で少し解説したのだが)。 ・むずかしかった、わからなかったという本人が全然勉強していないというのは、それは本人のせい(正直に家での勉強時間0と書く者)。 ・ここのHPにヒントや講義の補助説明が載っているのだが、見ている者は少ない。 全体の講評 今年度の感想として、やはり基礎学力が不足しているようだ。したがって、それに応じた説明をしたり、高校の数学の公式を 改めて紹介したり、適切な課題を出すようにするべきであろう。 昨年同様帰ってから全然勉強していない学生はかなりいるようだ。こまった現象だ。 教師の教室での説明(黒板に大きな字で書く、ゆっくり書く、大きな声でゆっくり説明する) に工夫は必要だが、あとの半分は学生の自分の努力にかかっている。 せっかくインターネットの利用の道も設けているのに、ヒントの多いホームページを 見ないのは残念。 不完全な知識や計算力不足により、正しい答が得られず試験の結果がよろしくなかった 学生は反省したであろうか。一般に学生の計算力の低下は広がっており、 宿題を出したり、時には黒板の前に出させて計算させることも必要である。 質問をする学生が反省とともに計算力の向上に努める場合もあるし、 質問する姿と自己努力とが重ならない場合もあったようだ。 時間のある限り、黒板の前に出て学生に説かせることは、教師の反省や判断資料となる。 来年度は、もっとやさしいことからはじめて、確実に1つでも自分で問題を 解ける実感と喜びを味わってもらいたいと思う。 フーリエ級数は説明しても、フーリエ変換は難しいから、扱わない方がよいようだ。