建設環境工学通論 平成17年度 応用化学科&材料物性工学科3年生

第3回のアンケートから

日本の近代土木を築いた人びと

なぜ、多数のお雇い外国人が日本に来たのか疑問に思った。

そのわけは、明治政府は有能な外国人に高級を払って優遇したからです。
たとえばファン・ドールンには長工師として月給500円、
デ・レイケは学歴はなかったが人柄とその高い技術力に感心した日本政府は
再契約の時、デ・レイケの給料を400円にしたそうです。
その時の日本の知事が月給200円であったことを考えると、大変な優遇です。
漱石の「坊ちゃん」(1906年、明治39年)でも、坊ちゃんは家を売った兄から600円をもらって
それを学資にして3年間勉強しようと思い物理学校に入るわけです。
(3年後に卒業した坊ちゃんは、四国の中学の数学の先生になる)
>明治時代の物価はここにありますので、参考にしてください。